作品一覧

  • フェイクウェブ
    4.0
    1巻866円 (税込)
    メール一本で数十億円の被害! ネット空間にひそむ「フェイク」が、あなたの生活をおびやかす。 インターネットの登場で世界は大きく変わり、豊かになった。いまや社会のインフラになり、個人の日常生活から、ビジネス、政治、文化といった様ざまな局面において、インターネットのない状況は考えられない。しかし、ネット空間が「安心安全」かといえば、残念ながらその逆だ。リアル社会よりも巧妙で、狡猾な罠が、数多く仕掛けられている。 企業のCFO(最高財務責任者)を狙う「ビジネスメール詐欺」。 個人を狙い、個人情報や金銭に結びつく情報を詐取する「フィッシング攻撃」。 振り込め詐欺につながる偽メール。 人間の欲望につけ込む偽「出会い系」。 いまや魔窟と化した仮想通貨の世界。 世論を左右するフェイクニュース。 いまや誰もが「フェイク」の被害者になりうる時代なのだ。前作『闇(ダーク)ウェブ』で、インターネットの闇世界をいち早く指摘して話題となったサイバーセキュリティのプロ集団が、ネット空間にはびこる「フェイク」の実態に迫り、その上で、この情報社会を生き抜くための心得を伝授する。
  • 匿名犯罪者 闇バイト、トクリュウ、サイバー攻撃
    3.5
    スマホを通じてあなたにも犯罪者の脅威が忍び寄る! 闇バイト、特殊詐欺、路上売春、ランサムウェア……近年ニュースをにぎわす犯罪は、従来の常識を覆すほど「デジタル化」が著しく、犯罪者たちの顔が見えない。 たとえば「闇バイト」がその最たる例だが、犯罪者たちは、 SNSや匿名通信アプリで強盗や特殊詐欺への参加を募り、 まるでプロジェクトであるかのように犯罪ごとに集合離散を繰り返す。 本書では、警察庁によって「トクリュウ」=匿名・流動型犯罪グループと名づけられるに至ったこうした犯罪集団をはじめ、 組織構造や構成員、背景、国籍までもが謎に包まれた最新型犯罪の実態を解明し、 私たちがこのような新しい脅威に巻き込まれないよう、具体的な対策までも解説する。 著者は、警視庁マル暴刑事として長く勤務した櫻井裕一氏と、 サイバーセキュリティのスペシャリストである高野聖玄氏。 最強コンビがこれからデジタル時代における「安全」を提言する。 【目次】 プロローグ 第1章 新たな犯罪集団の脅威 第2章 ヤクザや半グレと何が違うのか 第3章 歌舞伎町に流れ込む匿名マネー 第4章 匿名攻撃者によるサイバー攻撃 第5章 SNSに蔓延する闇アカウント 第6章 新たな脅威から身を守る方法 コラム 「マル暴」こと捜査四課の移り変わり 櫻井裕一 コラム サイバー攻撃者の実態――誰が何のためにやっているのか 高野聖玄

ユーザーレビュー

  • フェイクウェブ

    Posted by ブクログ

    ■インターネットは様々なフェイクであふれており,美味しく聞こえる話の「ほぼ100%」が個人情報や情報資産を奪おうとしているものと言っても過言ではない。
    ■検索結果やSNSに出てくる情報が,あなたが強く同調するものばかりだったらそれは危険な兆候かもしれない。
    ・グーグルやフェイスブックでは利用者の動向を学習してその好みに合わせた結果を表示させるレコメンド・アルゴリズム(推薦機能)が強く働いている
    ・見たいものばかりが表示されるという副作用が「フィルターバブル」
    ・タイムラインに自分と同じ考えであふれれば「世界の多くの人は自分と同じ考えだ」と錯覚するおそれが生じる
    ■数あるニュースの見出しだけを読

    0
    2019年07月31日
  • 匿名犯罪者 闇バイト、トクリュウ、サイバー攻撃

    Posted by ブクログ

    面白かった。特に後半のサイバー犯罪は今のサイバー犯罪についてよく解説されていた。いつ犯罪に巻き込まれるかわからない時代、相手が誰かわからない不気味な犯罪が増えている。気をつけないと。

    0
    2025年07月28日
  • フェイクウェブ

    Posted by ブクログ

    フィッシング攻撃、ビジネスメール詐欺(BEC)、闇市場、偽仮想通貨、フェイクニュースなど、最近メディアでよく取り上げられる話題を取り上げながら、ネットにおける「騙し」の手法をわかりやすく解説している。サイバーセキュリティ初心者にもお薦め。

    0
    2019年07月02日
  • 匿名犯罪者 闇バイト、トクリュウ、サイバー攻撃

    Posted by ブクログ

    闇バイトやトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)、サイバー攻撃の現状について解説した本。櫻井裕一氏の「マル暴」は著者の現役時代のエピソードが盛り沢山で生々しい迫力が面白い本だったが、本書は著者の警察引退後に隆盛した犯罪やサイバー犯罪のため、どうしても前作のような生々しさがないが、幾つかの視点は新鮮だった。

    ・特殊詐欺などによって得られた犯罪収益は、銀行や証券会社の口座に入れられないため、集めた金はキャバクラなどでの豪遊やブランド品・高級時計の購入など、多額の現金の散財に限られてくる。
    ・ボッタクリ店は、ボッタクリによる単なる現金収益だけでなく、その店舗で実際に支払ったり架空売上を行うことによ

    0
    2025年09月07日
  • フェイクウェブ

    Posted by ブクログ

    著者の前著である「闇ウェブ」ほど目新しい内容はないものの、現代のサイバー系の犯罪・犯罪ギリギリのフェイク系の活動の実例がわかりやすく紹介されている。

    知識を増すような書籍ではないが、新書で2~3時間軽く読むには適した内容だった。

    0
    2021年07月24日

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