ミシェル・クエヴァスの作品一覧
「ミシェル・クエヴァス」の「イマジナリーフレンドと」「ブラックホールの飼い方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「ミシェル・クエヴァス」の「イマジナリーフレンドと」「ブラックホールの飼い方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
小学生向きの夏休みのおすすめの本で紹介されていたので読んだ。
まず、主人公ステラの聡明さに驚いた。
11歳でカール・セーガンやアインシュタインの理論を知っていて、ホットサンドとトマトのスープが作れる!すごい。弟との関係はリアル。
彼女がブラックホールに出会って、なんでも吸い込むラリーと過ごして、自分の心に空いた悲しみに気づいていく。
バスタブでブラックホールの中を旅して、目印のステラで特異点のドアを開けたシーンは、幻想的。
と、同時にその特異点のお家のドアは彼女の心の奥底に繋がってるんだろうな。ちょっとうるりときてしまう、素敵な話だった。
とても良い本なのだけど、表紙の挿絵が金髪のまるで白人の
Posted by ブクログ
面白いと同時に深く考えさせられることが書いてある本だった。
ブラックホールとの出会いから色々なことを経験する中で、お父さんとの関係、弟やお母さんとの関係、自分のおうちとは何か、自分を形づくってるものは何か、、ということを身をもって知っていく様子が描かれている。
お父さんとの冗談ばかりのやりとりが、自分にはリアルで(私もいつも家族としょうもないことを言いあって笑ってるから)、だからこそ、そういうやりとりを思い出すステラの悲しみがすごく伝わってきた。同時にそれだけ大きな悲しみをステラがそれを乗り越えていく様子も、丁寧に描かれていて、納得できる展開だった。
Posted by ブクログ
想像上の友達を持ったことはないけれど、想像の世界の中でいつも遊んでいた私。
風の精とか、妖精とか、魔法使いとかそういうものにあこがれて、一人芝居をしていた記憶が蘇る。
この本では、想像する「私」が主人公ではなく、想像されている「モノたち」が、主人公。イマジナリーフレンドである自分に気がつかないでいたジャックが、自分の本当の姿にある日気づいてしまうのだ。そして、自分と同じ存在のモノたちから情報を得て、自由を求めて「双子の妹」の元を離れるのだ。
けれど、それはそんな簡単ではなくて、ジャックは迷いのループに入っていき、そして自分というモノの本質を知っていくのだ。
物語の最後はきれいに伏線を拾っ