作品一覧

  • 本格王2019
    3.0
    1~7巻814~1,001円 (税込)
    「ゴルゴダ」飴村行 「逆縁の午後」長岡弘樹 「枇杷の種」友井羊 「願い笹」戸田義長 「ちびまんとジャンボ」白井智之 「探偵台本」大山誠一郎
  • 探偵はぼっちじゃない
    -
    1巻814円 (税込)
    緑川光毅は中学3年生。受験のストレスから逃れようと家の周りをぶらついていると突然、同級生と名乗る不思議な少年に、一緒に推理小説を書こうと誘われる。一方、緑川が通う中学の新任教師・原口は、自殺サイトに自校の生徒と思わしき人物が出入りしていることを知る……。生徒と教師、それぞれの屈託多き日々が交わったときに明かされる真実とは。執筆当時15歳、新たなる才能が描く、瑞々しくも企みに満ちた青春ミステリ! 第21回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。
  • 八秒で跳べ
    3.8
    1巻1,800円 (税込)
    ふたりが出会った夜から何か変わりはじめる――〈青春〉の化学反応を目撃せよ! 春高バレーの予選まであと数日。宮下景が所属する明鹿高校男子バレー部は、6月のインターハイ予選で初めて県の準決勝まで進んだ。チームを引っ張るのは、同学年の2年生エース置久遊晴。「いまのチームなら全国も目指せる」と、3年生3人が引退をせずにチームに残り、景、梅太郎らのレギュラーメンバーで、夏に敗れた全国常連の強豪校・稲村東と戦うことになるはずだった。 けれど……あの時。まずい、と思ったときにはすでに体勢が崩れ、足首から下が、ぐにゃりと曲がっていた。勝負の稲村東戦へ代わりに出場にすることになったのは、中学時代からのクラスメイト北村。実は大会後、北村が退部届を出すつもりでいたことを、景だけは知っている。だからこそ「勝手にしてくれ」と思ってしまった。そしてあの日から、何か歯車が狂いはじめる。 一方、怪我をする前夜、高校のフェンスを乗り越えようとしていた真島綾。それに驚いて自転車から転んだ景は足首を痛めていた。そのことに責任を感じているらしい真島に、景はバレー部のポスターを依頼し、連絡を取り合うようになる。圧倒的な画力で学園祭のポスターも手掛けた真島には、しょっちゅう高校を休みがちで、実は親友にしか明かしていない秘密があった。 景の側にいつもあったバレーボール、真島の側にいつもあった漫画。それぞれが楽しくて、ずっと続けてきたはずなのに、いつから苦しくなってしまったんだろう!? 自分の居場所が見つけられず、前に進めずにいるふたりの想いは交差しながらも、遂にクリスマス前夜に止まっていた時間が流れ出す――。

ユーザーレビュー

  • 八秒で跳べ

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    ネタバレ

    バレー部の景と、美術部の綾。全体的にはバレー部のお話だけど、2人の出会いとやり取りが、それぞれの殻から飛び出すきっかけになる。綾が描いた漫画に出てくるセリフ『この部屋もこの街も、私にとって切っても切り離せないもの。だから、私はどこへも行けない』をどう捉えるか。本を読むたびに、響く部分が違うように、人が「ここ」と見つけた部分について、自分も考えるのは面白い。
    八秒で跳べの8秒が何か、そして、私もちょっとした隙間の時間にどう頭を使えるかが本当に大事なんだなと感じた。

    0
    2025年09月27日
  • 八秒で跳べ

    Posted by ブクログ

    部活(スポーツ)、恋愛、友情。いかにも青春、な要素がギュッと詰まったエンターテイメント。怪我でバレーボールから離れた主人公が、ライバルや、同じようにスランプから漫画を描くことから遠ざかった少女との交流を経て、「なぜ自分はバレーを続けているのか?」を自分なりにつかむ過程は、爽快。ラストでバレーボールの試合勘を取り戻す主人公の、体と心の動きを細切れのように描く描写は「来た来た来たぁぁぁ!」と叫びたくなるような快感。

    0
    2024年10月30日
  • 八秒で跳べ

    Posted by ブクログ

     もしかしたら、もっとスッキリと、巧みに書くことはできたかもしれない。また、もっと感動的な続きがあった方が良い気もする。でも、それはきっと薄さも感じさせるだろう。
     もどかしさやぎこちなさが、高校生バレーボーラーのリアル。

    0
    2024年09月25日
  • 八秒で跳べ

    Posted by ブクログ

    高校2年生の男子バレーボール部員が主人公。
    彼らのやりとりや彼の繊細な心の動きがとってもリアルで、ぐっときました
    中高バレーボール部で現役大学生という著者だからこそ、こんなにリアルに描けるのだろうな。
    クールな主人公の気持ち、感情の変化がとてもよかったです。

    高校大学とアメフト部だった長男、小学校から高校まで野球をしていた次男、
    彼らも熱いタイプではなく、特にクールな長男には何度も「やる気あるの?」とイライラしてしまったほど。
    けれど彼らにもそれぞれ思いがあり、こんなふうにチーム内での立場やチームメイトとの関係、いろいろな葛藤があったのだなと改めて気づき、胸が痛みました。

    高校生の部活、そ

    0
    2024年09月20日
  • 八秒で跳べ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    醒めてる、というか、アツくはなれない高校生(まぁふつうそんなもんでしょう)、でも、日々なにかしら気になることはあって。
    なかなかにもどかしい展開ながらも、一気読み。

    自分にとっての会心の一瞬、それが心をアツくし、そこにまつわる思いが、自分にとって「切っても切り離せないもの」になる。

    部活でも、その他のことでも(大人だったら、仕事でも、趣味でも、、、恋人とかでも?)、私なんでこれを続けてるのかなー、これじゃなきゃダメなわけじゃない、最近なんだか面白くないし、辞めて別のことするのでもいいはずなんだけど?、とか、思うことは、ある、と思う。

    自分にとって、これは、切っても切り離せない、と腹を括っ

    0
    2024年04月07日

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