作品一覧

  • きみが逝くのをここで待ってる ~札駅西口、カラオケあまや~
    3.0
    1巻583円 (税込)
    新歓コンパで行ったカラオケ店には、生首が転がっていた。「お客様、もしかして視えてます?」話しかけてきた店長・花宮からここで働くよう誘われた和仁。この店は、この世にとどまっている霊を集めて、あの世に送り出す場所らしい。花宮も「視える」人間のはずだが、常に和仁の傍にいる土色の男の霊については詮索してこない。ここで働くことにした和仁だが…?
  • ナヅルとハルヒヤ 花は煙る、鳥は鳴かない
    4.5
    1巻583円 (税込)
    毒がなければ生きていけないと言った「先生」についていったナヅル。彼はなぜ、いま帰ってきたのか――。生まれ育ったマキヨノで、仕事も、愛する女性も得たハルヒヤ。懐かしい友人、ナヅルとの再会を喜んだものの、彼が「花煙師」になったと知る。ナヅルがいない間に、マキヨノでは花煙師の出入り禁止が決まったのだ。複雑な思いでナヅルと接するハルヒヤだったが…。

ユーザーレビュー

  • ナヅルとハルヒヤ 花は煙る、鳥は鳴かない

    Posted by ブクログ

    「どこにだって、弾かれる人はいる。
    多くの人が幸せに暮らす陰で、そうはなれない人がいる。生きるに生きられず、死ぬに死にきれず、呼吸をしている人がいる。」
    [花煙草]を現実に置き換えると、大麻とか薬物系のタバコなんでしょう。終始、切なく悲しい物語です。

    0
    2023年01月19日
  • ナヅルとハルヒヤ 花は煙る、鳥は鳴かない

    Posted by ブクログ

    花煙草を、吸ってみたい。それがないと息ができなくならない程度に、香りを楽しみたい。そのくらいで踏みとどまれたらいい。でも、それがなければ生きていけない気持ちも、わかるなぁ。

    じわりと切ない、けれど各々がいろんな意味で捨てて、そして自分の道を選べた覚悟を決めた姿は愛おしい。

    0
    2019年04月09日
  • きみが逝くのをここで待ってる ~札駅西口、カラオケあまや~

    Posted by ブクログ

    他の人に見えないものが見える。理解されないのは辛いと思うから、このカラオケ店で働くことになったのは、和仁にとって良いことだったんだろうな。と思う。中々自分から相談できない不器用な和仁だけど、花宮をはじめとした同僚たちが心配してくれるのも大きいし。見えるけど意志疎通のできない幽霊も怖いけれど、人間も怖い。そんなことも思ってしまう本だった。優しい人もたくさんいたのは救いだったけれど。

    0
    2020年09月26日

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