古沢嘉通・他の作品一覧
「古沢嘉通・他」の「生まれ変わり ケン・リュウ短篇傑作選5」「神々は繫がれてはいない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「古沢嘉通・他」の「生まれ変わり ケン・リュウ短篇傑作選5」「神々は繫がれてはいない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
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Posted by ブクログ
やっぱりケン・リュウは天才!訳者が3人いるので、読みやすい訳と、日本語の文章が下手な訳との差がわかってしまう…。ビザンチン・エレパシーは話自体はめちゃくちゃ面白かったけど、訳が日本語としては語順が変でわかりにくかったり、直訳的すぎて意味がとりにくかったりする箇所が多くて残念
好きだった話
・化学調味料ゴーレム。人類が宇宙旅行をするようになってもアジア系の親子あるあるが変わってない。宇宙船に忍び込んでたネズミたちを、神の導きによってゴーレムで捕まえる話。
・闇に響くこだま。盲人の武侠とソナー技術のマッシュアップで短編小説が書けるの天才だと思う
・ビザンチン・エレパシー。アメリカが「理性的」と評してるものは詰まるところアメリカのヘゲモニーを守るための都合のいいお為ごかしにすぎない…これに理性的/感情的という二項対立ラベルを貼るのが違うというか。理性的を標榜してるソフィアも結局は感情的で、自己欺瞞でそれに蓋をしてるだけではないかと思った。そして、どの民族紛争にエレパシーを傾けるか問題と、ビットコインのブロックチェーン技術の話がからんだ小説になってるという構成がすごい
インターネットに意識がアップロードされるようになった新人類、というテーマの話が多かった。
隠娘は、インスピレーション元になってる民話があり、「黒衣の刺客」という映画になってる。
Posted by ブクログ
短編集6冊目。レコードのA面とB面のように前半と後半で色が違う。
前半4編はひと繋がりのお話。これまで何回か出てきた、ヒトの頭脳・意識・心が
シリコン・クラウド上に載せられてしまう設定。高速演算と稠密なネットワークによってクラウド上のヒトは人智を超えた「神々」となる。
そして、テーマは家族愛。どこまで行っても、世紀末的世界でも、守るべきは家族みたいだ。
後半は、作者のルーツである中国・漢民族が題材の4編。
理不尽な世の中に、立ち向かう個人の強さは、漢民族の文化や考え方が背景にあるんだろうか?
最後の、仮想通貨による反権威主義的リソース配分の話は、先に読んだ『差別の教室』と関連して、色々考えさせられた。全てを知ってるわけじゃないから断定的に言いたくないけれど、ODAなんかも、既存権益化してて予算に群がってる人たちの
ためのものになっちゃてるものな…
民族自決権、分離独立、力による現状変更・・・正義なのか、悪なのか、なんて議論よりも、地政学的なパワーバランスに翻弄されないよう、この仮想通貨システムのような仕組みで立ち向かっていけるようにならないだろうか?