山中裕の作品一覧

「山中裕」の「藤原道長」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 藤原道長
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    栄華を極めた藤原道長の生涯を史料にもとづき叙述すると共に、周辺の人々との人間関係を詳しく説き起こして人物像を浮かびあがらせる。それまでの図式的な権力者のイメージをしりぞけ、史実にもとづいた初めての本格的な伝記。解説=大津透。

ユーザーレビュー

  • 藤原道長

    Posted by ブクログ

     おそらく大河ドラマ放映予定の影響だろうか、1988年刊行の本書が文庫化された。「この世をば」の歌が余りに有名で、摂関政治の最盛期の人物と言われる道長であるが、本書では、当時の公卿の日記、『御堂関白記』を始め『小右記』や『権記』等によってその人物像を明らかにしていこうというもの。

     まずは、道長の父、兼家の全盛時代から説き起こされる。兼家の子が道隆、道兼、詮子(一条天皇の母)、道長などである。兼家没後、その後継者の道隆は、娘定子を一条天皇の中宮とするなどして中関白家が栄えるが、道隆没後、長徳の変により伊周、隆家が没落すると、道長は、娘彰子を一条天皇の中宮にするなどして、力を得ていく。
     
     

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    2023年07月19日

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