山中裕の作品一覧
「山中裕」の「藤原道長」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山中裕」の「藤原道長」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
おそらく大河ドラマ放映予定の影響だろうか、1988年刊行の本書が文庫化された。「この世をば」の歌が余りに有名で、摂関政治の最盛期の人物と言われる道長であるが、本書では、当時の公卿の日記、『御堂関白記』を始め『小右記』や『権記』等によってその人物像を明らかにしていこうというもの。
まずは、道長の父、兼家の全盛時代から説き起こされる。兼家の子が道隆、道兼、詮子(一条天皇の母)、道長などである。兼家没後、その後継者の道隆は、娘定子を一条天皇の中宮とするなどして中関白家が栄えるが、道隆没後、長徳の変により伊周、隆家が没落すると、道長は、娘彰子を一条天皇の中宮にするなどして、力を得ていく。