山中裕のレビュー一覧

  • 藤原道長

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    時の権力者、天皇や皇后などを身内で固めて専横した、という印象が先行する藤原道長だが、史料を紐解くとどうやらそうではないことがわかる。三条天皇との不仲に対し、一条天皇や後一条天皇とは良好な関係であったためお互いに敬意を持って円滑に政を行っていたとのこと。歴史で触れただけではわからない人物像が掘り出されていて面白かった。
    とはいえ、仏教や平安文化に纏わる専門用語ばかりで、引用先の古文漢文も原文があるのみで振り仮名も少なく、決して読みやすくはない。不親切であるが、自分は古文漢文も読めるようにはなりたいのでちまちま勉強していきたいと思う。

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    2026年05月31日
  • 藤原道長

    Posted by ブクログ

     おそらく大河ドラマ放映予定の影響だろうか、1988年刊行の本書が文庫化された。「この世をば」の歌が余りに有名で、摂関政治の最盛期の人物と言われる道長であるが、本書では、当時の公卿の日記、『御堂関白記』を始め『小右記』や『権記』等によってその人物像を明らかにしていこうというもの。

     まずは、道長の父、兼家の全盛時代から説き起こされる。兼家の子が道隆、道兼、詮子(一条天皇の母)、道長などである。兼家没後、その後継者の道隆は、娘定子を一条天皇の中宮とするなどして中関白家が栄えるが、道隆没後、長徳の変により伊周、隆家が没落すると、道長は、娘彰子を一条天皇の中宮にするなどして、力を得ていく。
     
     

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    2023年07月19日