鈴木悦夫の作品一覧
「鈴木悦夫」の「幸せな家族 そしてその頃はやった唄」「小学館版 学習まんが人物館 モーツァルト」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鈴木悦夫」の「幸せな家族 そしてその頃はやった唄」「小学館版 学習まんが人物館 モーツァルト」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
児童文学である。
…児童文…学…?と首を傾げたくなるが、レッキとした児童文学である。だって生々しい描写ないし(そういう問題ではない)。
なんとなーく、刑事のように「薄々怪しい」と思いながら読み進めていき、ことの真相が明かされるのである。
私はただの素人読者に過ぎないが、児童文学という点で感想を述べよう。
小学生や中学生でこの本を読んでたら、きっと価値観がひどく揺さぶられたと思う。
特に、タイトルである「幸せな家族」とは何か?について。
この家は新しい家に引っ越してきて傍から見たらまーそれは仲良い幸せな5人家族に見えるが、実際は父はふんぞり返るし兄はしゃしゃり出るし母はNoといえないし姉はいい子過ぎて心配になるし本当に幸せか?と思ってしまう。
そして次々と家族が死んでいくんだけど、、、
読み終えると、多少の歪みはあるものの別に健全な範囲内ではないか?それぞれのコンプレックスはありそうだけど、家族間で何も無い方がむしろ難しいのではないか。むしろ、観天望気のことは特にそうだけど、嫌いなところはありながらも憎んだりはしてないごく普通の家庭だったのではないか?そして愛してるから、正常に狂ったお母さん。これは泣ける。
今は30代も後半になってそう解釈できる。
でもこれを10代で読んだら幸せな家族ってなんだろうってずっと考えてしまう。その先もずっと。
出会わなくてよかったのかはわからないが、ただ、もしこの本に出会えてたら、私の人生は、もしかしたら変わってたかもしれないと思う。