横山百合子の作品一覧
「横山百合子」の「江戸東京の明治維新」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「横山百合子」の「江戸東京の明治維新」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
積ん読だった本。
なぜ今読み始めたのかというと,NHK朝ドラ『ばけばけ』を見ていたから。
『ばけばけ』には明治初め頃の,武士がちょんまげを落とせずにいる姿や,元氏族が没落していくようすが描かれていた。また,一挙に西洋化していく日本のようすに対してラフカディオ・ハーンが残念がっているのも紹介されていた。
おそらく,明治維新の初期において一番変化が大きかったのは江戸ではないかと思っていた。そして,その時のようすを知りたいと思っていたところ,ちょうど,自分の本棚に本書が並んでいたので,これ幸いと手に取って読んでみた。
江戸から東京へ。武士の数が大きく減り,商売をしていた町人も大変。吉原だって,これまでのようにはいかない。明治初めの混乱したようすが描かれていておもしろかった。被差別部落のようすも紹介されていて,なかなかしっかりした内容である。
うちの本棚には「外国人が見た明治日本」をテーマにした本がまだ数冊ある。まだ読んでいないんだよな。もちろん,図書を手に入れたときには興味があったのだけれども,現役時代は,すぐ別のことに興味が移ってしまったので,未だに積ん読のままなのである。
今回は,読めるかもしれない。
てか,まだ,小泉八雲の本も読んでいる途中なので,それが終わってから。
Posted by ブクログ
維新の激動に飲み込まれた江戸。それまでの秩序が解体され、江戸が東京へと変化する中、その分析の視点を大河ドラマなどで取り扱われるような有名偉人や歴史上の出来事にもっていくのではなく、市井の名も無き人々の視点から見た、明治維新という出来事が「江戸」に、「東京」に、そして身分制に及ぼした影響について論じた本。
巻末に先行研究や参考文献についても丁寧に解説されてて、そこから興味のある他の書籍に手を出しやすいのも良いですね。
第1章 江戸から東京へ
第2章 東京の旧幕臣たち
第3章 町中に生きる
第4章 遊廓の明治維新
第5章 屠場をめぐる人びと
明治以降の「東京」の都市計画の変遷などについて触れてる本はいろいろありますが、この江戸末期~明治維新初期の頃ピンポイントでの、維新による諸大名の一斉帰国で江戸の人口は一挙に半減、浮浪士のテロ、流動化する土地と身分…と『近世』から『近代』へと変化していく流れが読み取れるのがとても興味深かった。
(近代文学の方を囓るとちょくちょく出てくる、御家人が引っ越した空き家に上京してきた地方の家族が借家住まいをしたり、現代とは違う地域毎の人気の流行廃りなどの裏付けが読み取れる面白さ…みたいな視点で楽しみました)
4章の遊女の話、5章のえたの集団からの牛肉産業の話は1~3章の話から続いていたテーマからは突然流れが飛んだ感じも受けましたが、それぞれ単品で興味深い話として楽しめました。