ジェナ・クラジェスキの作品一覧

「ジェナ・クラジェスキ」の「THE LAST GIRL」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

    THE LAST GIRL

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    イラク北部にあるコーチョという小さな村。少数派の宗教、ヤズィディ教徒たちが貧しいながらも日々を平和に暮らしていた。 しかし、忍び寄る紛争の影が、平和を少しずつむしばんでいく。 そしてついにあの日、イスラム国の一群による襲撃が行われた。そして待っていたのは、 自分のすべてを踏みにじられる、性奴隷としての地獄の日々だった―― 戦争犯罪の被害者として、「武器としての性暴力」の実態の告発と根絶を訴え続けた著者が、筆舌に尽くしがたい自らの体験を、圧倒的な臨場感で語る。 イスラム国による他教徒への虐殺や性暴力・暴力の実態とは。 彼女が決死の覚悟で逃れ、イスラム国支配地域の現状を世界に向けて発信するまでに、彼女を支えた人々とは。 今、世界でもっとも注目されるノーベル賞平和賞受賞者の自伝、ついに翻訳刊行。

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ユーザーレビュー

  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第一部の幸せな日々、
    しかし常に脅威に晒されるイラクという国家、
    不穏な事件、暗転、
    第二部は辛すぎて部分的にしか読めず、
    逃亡に成功し、
    第三部で脱出叶い、母と似た人を見た瞬間で
    読み溜めてきた感情が、私もナディアと一緒に放出されるかのようだった。
    脱出を助けてくれたナーシル、その家族の善行。
    そしてエピローグ。テロリスト達に対する絶え間ない戦いを続ける、勇気あるナディア。

    本当にこんな残酷なことができる人間がいるんだ、
    宗教って利より害の方が人類にとって大きかったのではなかっただろうか。

    日本人には、どれだけ語られても本質的な意味でどの宗教のことも理解できないと思う。
    人種、民俗、住んでいる国家や周辺国家の征服者によって
    人間たちの都合のいいように作られてきたもののように思えてしまう。

    性善説、性悪説はどちらも信じない。
    やはり人間、生まれ持った中身と環境の問題だ。

    0
    2023年10月31日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

    Posted by ブクログ

    アフガニスタンとイスラム国の問題がホットニュースで流れる中、なぜ多くの国民が自国アフガニスタンを離れようとするのか。イスラム国とは何か。本書は、イラク北部にあるコーチョという小さな村に生まれ育った、女性ナディアの衝撃の体験を綴った作品である。少数派の宗教、ヤズディー教徒達が、貧しいながらも平和な日々を暮らしていた。しかし、湾岸戦争やイラク戦争の戦後処理の民族・宗教対立の中で、平和な生活を少しずつ蝕み、ついにイスラム国の一軍による襲撃が始まり、家族はばらばらとなり、青年男性達は銃で処刑されるジェノサイド。若い女性は拉致され、人身売買、性奴隷として凌辱され、兵士達に輪姦される。著者ナディアも繰り返し身体的暴力と性奴隷の中で、偶然にも逃亡に成功し、奇跡的に良心的イラク家族によって、兄の元に逃げ切り、そして犠牲になった同じ民族達の救助に奔走し、世界に告発し、2018年ノーベル平和賞を受賞する。世界でも日本でも、そしてスラム系勢力の男尊女卑、家父長制、ミソジニー(女性蔑視)を自身の体験を元に、丹念に告発するが、著者の勇気と行動力に敬意を表したい。
    個人的にではあるが、アジア・太平洋戦争史を学ぶ中で、日本軍の蛮行である戦時性暴力と全く同じ構図が世界に未だに続いていることに、大きな嘆きを禁じ得ない。

    0
    2021年08月29日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

    Posted by ブクログ

    イラク北部にある小さな村・コーチョ
    少数派のヤズィディ教徒たちがつつましく平和に暮らす村
    ある日の突然のISISによる襲撃。
    略奪と破壊、そしてジェノサイド(集団殺戮)と女性の人身売買
    しかしそのニュースは世界に報道されることはなかった…

    この本は、そんな恐ろしい体験をし、それでも自分の体験を世界に語ることで、こんな体験をする女性を「最後の一人」にしたいと活動するナディア・ムラドさんのノンフィクション

    あまりの残酷さになかなか読み進むことができなかった
    ページをめくるたびに様々なことを考えさせれ
    女性として悲しみと憤りを感じ、
    都合のいいことばかり唱えるイスラム国に怒りを感じた。
    ISISでは占領した土地に住む女性を性奴隷(サビーヤ)として売買、または贈り物として扱うことができる…
    そんなことを認める神様なんて絶対にいない!!

    ISISだとか、イラクだとかシリアだとかクルディスタンだとかニュースでは聞くけど、日本に住む私たちにとっては「どこか別の国の戦争」というような感じで見ているのではないだろうか?
    恥ずかしながら、私はそうでした
    こんなひどいことが2000年になっても
    まだ起こっている…
    そしてそれを知らない人が私を含め、多すぎる…

    著者のナディアさんは自分自身が受けたひどいできごとを世界に発信しつつイスラム国を大量虐殺と人道に反する罪で国際刑事裁判所の法廷に立たせるために現在も活動している。(2018年にはノーベル平和賞を受賞)

    もし私がナディアさんのような過酷なできごとを体験したら…勇気をもって行動できるだろうか?

    女性として本当に勇気がいる活動だと思う。
    そして、彼女の戦いは今も続いている。

    世界中が彼女の戦いを知ること
    ISISが一体どういうことをしてきたのか…
    知るということが戦うことの一歩になる

    小さな声でも訴え続ける…
    勇気をもって立ち向かう…
    戦う一歩は小さくとも
    それは大きなムーブメントにつながると信じたい

    0
    2020年10月31日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

    Posted by ブクログ

    壮絶、凄惨。

    宗教が暴力の正当性に利用され、
    女性はここでも弱者であり、

    これまでの紛争でも、証言していないだけて、こういう行為は起きていたのかもしれない。

    この読後感を適切に表す日本語が出てこない。

    ただただ、衝撃である。
    無知であることは、なんと罪深いことか。

    0
    2020年07月07日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

    Posted by ブクログ

    ※評価できない本

    現実に起きたことだと思うと、心が痛すぎてたまらない。

    善人でいたい。誠実でいたい。

    ナディアムラドさんは戦った。それは、正しいことだと言える。

    0
    2020年06月29日

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