彼方紗夜の作品一覧
「彼方紗夜」の「きみに恋するつもりはなかったのに」「身代わりのきみに、また恋をした」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「彼方紗夜」の「きみに恋するつもりはなかったのに」「身代わりのきみに、また恋をした」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
TL
TL
TL
TL
ラノベ
ラノベ
TL
TL
TL
TL
TL
TL
TL
ラノベ
TL
TL
TL
TL
ラノベ
Posted by ブクログ
従妹の代理としてお見合いに出席した美咲。
けれど、そこで出会った柊哉は想像と違い、冷静さの裏に不器用な誠実さを秘めた男性だった。
最初は“形式上の婚約”のはずだったのに、彼の真っ直ぐな眼差しに心が揺れていく。
「身代わり」としての自分に、彼の優しさを受ける資格があるのか――
ヒロインの迷いと同じように、ヒーローもまた彼女を特別視することを恐れていて、
その“互いの理性と感情のすれ違い”が、この物語の切なさをより深くしていました。
柊哉は、愛し方を知らない人。
立場や責任の重さに縛られながらも、心の底では誰かを本気で愛したいと思っている。
けれど、そんな彼が唯一理性を失ったのが美咲でした。
“代わりの婚約者”として始まった関係が、いつの間にか手放せない存在になっていく。
それでも彼女の立場を思い、自分の想いを抑えようとするところが本当に苦しかった。
本当の名前を呼ぶシーンでは、張りつめた空気が一瞬で解けるような優しさがあって、
それまでの我慢と想いが一気にあふれ出す瞬間に心が震えました。
彼にとって“身代わり”のはずだった美咲が、
“唯一の人”へと変わる、その過程が静かで、真摯で、涙が出るほど美しい。
恋に落ちる音がこんなに静かなのに、こんなに激しく胸を打つなんて。
白崎小夜さんの筆致は、優しさの中に確かな熱を持っていて、
ラストの穏やかな幸福に辿り着くまでのすべてが、まるで祈りのようでした。