作品一覧

  • フェルメール最後の真実
    3.9
    2018年秋から2019年にかけて、日本史上最大規模のフェルメール展が東京と大阪で開催される。代表作「牛乳を注ぐ女」を筆頭に初来日の作品もあり、大きなフェルメール・ブームとなりそうだ。 オランダのデルフトという小さな街に生まれ、当初はまったく注目されていなかった寡作な画家が、なぜこのように人気を集めるのか。その魅力はどこにあるのか。日本におけるフェルメール展の企画プロデューサーであり、ノンフィクション作家でもある著者が、その謎に迫る。 本書では、フェルメールの評価の変遷を全作品の解説と共に紹介し、作品を動かす「フェルメール・マン」と呼ばれる15人の男たちのシンジケートの存在を初めて公開する。世界的に知られた美術館の花形学芸員たちが虚々実々の交渉を繰り広げ、ある条件が揃ったときにだけ、フェルメールは旅に出る……。読めば、展覧会を観る目が180度変わる画期的なドキュメント。全作品をカラー写真で掲載。全点踏破をめざす人に、保存版ルートガイド付き。

ユーザーレビュー

  • フェルメール最後の真実

    購入済み

    アート大好き

    フェルメールの隠された貴重な事実が知れて良かったです。何度も繰り返し読みたい本です。
    地方に住んでいるので、実物を見ることがなかなか出来ないのですが、写真を見るだけで嬉しいです😃

    0
    2018年10月18日
  • フェルメール最後の真実

    Posted by ブクログ

    世界中に37点しかないといわれるフェルメール作品を一度にある程度まとまった数、集めて展覧会を開催するシンジケートと呼ばれる人々の話。
    動かす人間がいなければフェルメールはやって来ない。財力も必要だろうが、それだけでは実現しない展覧会開催に向けた様々な駆け引き。金儲け目的だけでは理解できない情熱? フェルメールが並んだ壁を作りたいという思いが一展に数点のフェルメールを集めているのだろうか。
    編集者が悪いのか、雑誌の見出しの如き書名はいただけない。

    0
    2024年05月15日
  • フェルメール最後の真実

    Posted by ブクログ

    日本のフェルメールシンジケートなる人物、秦新ニ氏による、フェルメール解剖本。

    フェルメールは謎が多い。知られた作品は37作品ほどで、その人物像も多くは語られていない。そして、日本にもファンが多い。
    私もフェルメール、好きです。

    フェルメールの作品もカラーで大きく一枚ずつ紹介されており、ビジュアルも楽しめる。
    フェルメールの作品をめぐる歴史や、作者自身がどうやってフェルメールの世界に足を踏み入れたか、世界に散らばるフェルメール作品を、いかに交渉して借り、日本に運び展示することができたか、その過程も知ることができる。
    また、フェルメール研究の世界的権威の人物の話や、今現在、フェルメールの絵を旅

    0
    2022年06月05日
  • フェルメール最後の真実

    Posted by ブクログ

    フェルメールの作品が、
    画像と簡単な解説付きでたくさん紹介されているから、どうやって鑑賞したら良いのか、
    ちょーっとだけ分かった気がする。
    それも面白かったけど、なによりも、
    美術展開催の裏の人間ドラマが本当に面白かった!

    0
    2022年04月01日
  • フェルメール最後の真実

    Posted by ブクログ

    先日、東京都美術館で開催されている「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」に行った際にミュージアムショップに平積みされていたので、興味を持ち、読んでみた。タイトルからするとフェルメールの謎に包まれた生涯や贋作、盗難についての謎解きなのかと思ったが、少々違った。
    フェルメールがどのように注目される画家となっていったのか、フェルメールの絵画が国外にトラベリングすることがどれほど大変なことなのか、がキュレーターというものがいまいちまだよく分かっていない私のような者にでも分かりやすい筆致で書かれていた。
    フェルメールシンジケート、そんなものがあるんだ、と思ったが、確かに価値を分かってない人間に易々と貸

    0
    2022年02月22日

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