桃井治郎の作品一覧
「桃井治郎」の「海賊の世界史 古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「桃井治郎」の「海賊の世界史 古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
海賊という切り口
地中海の主役の変遷や大西洋の覇権争い、紅海の最近の動きまで広く海賊という切り口で世界史の知識が得られました。アメリカで「カリブの海賊」が、また「ワンピース」のルフィ達が英雄の様になったのも分かる様な気がします。
Posted by ブクログ
海賊とはヒーローなのか、それともヴィランなのか。
確かに色んな場所との交流や、自国の繁栄のためには
海へ出て知らない土地へ行ったり
それこそ世界大航海あってこその今。
ただ、そこには残虐性だったり奪い合いだったり支配だったりが必ずと言っていいほどついてくるもので
たくさんの国が滅び、また生まれ、そして滅んで
現在の国家がそれぞれ出来上がったのだなと。
なんと人間は欲深く渇望し愚かでありながらも
探究心や自由、繁栄を求める生物なのであろうかと
今もたいして変わらないな、と思った。
因みに、途中で投げ出したくなる昔の名前の難しさに
なんとか食らいついて読み終わった。
Posted by ブクログ
海賊という側面からの海洋史。
引用できそうな箇所が多く、ためになった本。
古代ギリシア海賊王、ポリュクラテス
「友人に感謝されるには何も奪わずにいるよりも、奪ってから返してやるほうがいいのだ」 ーま、そりゃそうかもしれんが、、、
ゲルマン民族大移動の中のバンダル族、長い旅路の上にカルタゴに定住し海賊国家(?)となる。その略奪の悪だつさからVandalizeの語源となる。
アッバース朝時代のアブ・ハスクはクレタ島を占拠し多才にわたってきた船を焼き払い、いぶかる部下に「何が不満なのだ、私は乳と蜜が流れる血にお前たちを運んできたのだ。休息しお前たちの不毛な土地のことは忘れてしまえ」(強引すぎる