ユーザーレビュー パーパス・マネジメント 丹羽真理 パーパス・マネジメント 著:丹羽真理 会社組織のpurpose(存在意義)とそこで働く個人のpurposeが一致していると、社員はいきいきと幸せに働くことができる。社員が幸せだと、会社の業績は間違いなく上がる。 会社を発展させていく上では社員の幸せが、最も重要であり、「働き方改革」の本質は、誰も...続きを読むが活躍するというよりも、誰もが幸せに働くこと=「幸せ改革」にあると言える。 幸せに働くためには、自分の存在意義ややりたいことと仕事をリンクさせることが鍵を握っている。 本書の構成は以下の6章から成る。 ①働き方よりも重要なこと。そのキーワードは「幸せ」 ②ポジティブな感情は仕事のパフォーマンスに影響する ③個人にとっても組織にとってもpurposeが起点となる ④Happiness at workという考え方 ⑤CHOの理論と実践 ⑥次世代型組織の中心となるCHOの実際 自身のpurpose(存在意義)については、与えられるものではなく、目の前に転がっているものでもない。今までの自身の経験や知識、環境を全部ひっくるめた中で、自問しながら自分らしさを凝縮して染み出して形づくるものだと考える。 無理やり合わせる必要はないものの、自身が属する組織のpurposeを理解し、すり合わせ、リンクさせる努力も必要である。ピタッと自身と組織のpurposeが最初から一致するものではなく、方向性を捉えながら、まずはそのギャップなりを分析し、冷静に受け止めることで自身の進むべきポイントも見えてくるのかもしれない。 組織のpurposeについても、ころころ変わるものではないかもしれないが、正解を求めながら属する社員のために視点を変えればこうとも受け取れると柔軟かつ包括的に誰しもを置いてけぼりにしないという姿勢も必要である。 与えられるではなく、自主的に自分事としてpurposeをまずは考える、そして仲間のpurposeと組織のpurposeを俯瞰して自身の役割を考える。納得しながらその役割を遂行することで自身のみならず仲間そして組織へと幸せがつながることになる。 自身が幸せになると共に、利害関係者へもそれを使って幸せを広げることでそのサイクルは大きく広く深く回転していくことになる。 purposeに振り回されないように自身の確固たるpurposeを自主的に主体性を持ってひとりひとりが考え実践することで自身も組織も世界も変わるかもしれない。 Posted by ブクログ パーパス・マネジメント 丹羽真理 最近はやりのパーパス経営。本書は短時間で読み切れるボリュームで、プラクティカルな内容が書かれている。この書のやりかたをマスターすると、大半の日系企業で仕事をする社員は企業と自身のパーパスギャップを埋めきれずやめたくなるのでは?と変な危惧さえおぼえるぐらい斬新な発想で、かつ日本に不足している価値観だと...続きを読む思う。自分自身にある程度の「幸せ」の実感あるなか、これを深掘りしpurposeにつなげ、その他組織(自身としては会社におけるマネジメントとしての活用)にどう広げていくか、考えていこうとあらためて意思を固めているところだ。 Posted by ブクログ パーパス・マネジメント 丹羽真理 会社の存在意義から個人の存在意義への落とし込み。 従業員の満足度ではなく幸福度を上げることが生産性を上げる。 そして、結果的に働き方改革に繋がる。 Posted by ブクログ パーパス・マネジメント 丹羽真理 「仕事における幸せ」を形作る4つの要素 Purpose(パーパス=存在意義) Authenticity(オーセンティシティ=自分らしさ) Relationship(リレーションシップ=関係性) Wellness(ウェルネス=心身の健康) これらの要素を文章で表すと「自分が意義を感じられる仕事を、自分...続きを読むらしく、周囲とよい関係を築きながら、実現できること。そのための土台として心身の健康が備わっていること。 Posted by ブクログ パーパス・マネジメント 丹羽真理 ー 幸せを測る質問項目 □どのくらい幸せに働くことができましたか? □どれくらいの熱意を持って働くことができましたか? □仕事を行う際にどの程度自分の強みを活かせましたか? □一緒に働いている人にはどんな気持ちで向き合えましたか? □直属の上司にはどんな気持ちで向き合えましたか? □お互いに心配りを...続きを読むすることができましたか? □感謝されたり認められたりしましたか? □心身の状態は良好でしたか? ー 働く長さにとらわれるのではなく、真の働き方改革にむけて、働く社員の幸福について考えさせられる作品。 インセンティブを与えたり、労働時間を削減したり、そういったものは一度やってしまうと、逆にインセンティブが無くなったり、労働時間が伸びた時に社員はこれまで感じていなかった不平不満を感じるようになる。 こういう経営にも左右されるような物で与えられる喜びは、会社の成長に寄与しないしかえって悪影響をもたらす場合もある。 そうならない為の、社員の幸福第一主義。面白い考え方だなぁ〜。 Posted by ブクログ 丹羽真理のレビューをもっと見る