犬養道子の作品一覧

「犬養道子」の「お嬢さん放浪記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • お嬢さん放浪記
    4.5
    1巻924円 (税込)
    1948年、米国に留学中だった著者は、サナトリウムで療養しながら「起業」し、そのお金でヨーロッパに旅立った――。渡航が難しい時代に世界を渡り歩いた女性が残した、驚きと発見溢れる旅文学の金字塔!

ユーザーレビュー

  • お嬢さん放浪記

    Posted by ブクログ

    書名の『お嬢さん放浪記』から受ける印象とはだいぶ異なる。「お嬢さん」という看板は犬養家の娘だからしょうがない。でも、おとなしく勉学などしていない。好奇心の赴くままに突き進み、経済的な窮地も妙案を実行して切り抜ける。そして「放浪」でもない。1948年から10年間、日本に戻ることなく、ボストン、アムステルダム、パリに根をおろし、見聞を広め深めてゆく。
    なかでも、オランダについての2つの章、「オランダ風物」と「洪水」は読み応えがある。「オランダ風物」では、オランダの四季の移ろいが描かれる。その風景描写がすばらしい。人々が繰り広げる風習や行事の記述も、臨場感にあふれる。一方、「洪水」は、1953年にオ

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    2025年06月12日
  • お嬢さん放浪記

    Posted by ブクログ

    「ベルリンうわの空」ドイツの生活、社会文化等をマンガとして描いたもの(こちらも面白い)内に紹介があり、手に取った。
    海外生活について情報も少なかったであろうこの時代に1人で渡航し逞しく突き進む姿は、今の時代を生きる私達にとってその時代以上に、鮮烈に映る。
    著者の行き方を決めた旅に寄り添い、共に知見を広められるそんな1冊。

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    2023年05月21日
  • お嬢さん放浪記

    Posted by ブクログ

    これはいい本です。もっと早く読めばよかったし、特に女友達に勧めたい本。
    こんな旅をするには、私には行動力も知性も公平さも率直さも足りないけど、海外行きたくなりました。

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    2023年04月24日
  • お嬢さん放浪記

    Posted by ブクログ

    コアさんのレビューを拝読し、俄然興味が湧いた。

    犬養毅の孫と家柄的なものは大きいだろうが1948年の、戦後間もない頃に単身留学。(しかも旅費は友人達から工面!) 現地の人に引けをとらない語学力や交渉力(これが凄かった!)・教養・時にはユーモアを発揮。トラブルがあっても瞬間冷静になり、知らない土地にいても前進できる度胸。
    これ全部日本国内で身につけたの…?
    勉強内容の難易度といい勉強量といい、コアさんの仰る「この時代のインテリは賢い」というのは確実なんだろうな。

    著者は27歳の頃に出国、ボストン留学からのヨーロッパ周遊へと繰り出し、計10年異国を"放浪"する。

    彼女のそ

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    2022年08月29日
  • お嬢さん放浪記

    Posted by ブクログ

    行動力と知性の化身みたいなお嬢さんの旅日記。
    そこらのバックパッカーとは比べ物にならない程の経験を自らの力で切り開いていく様に圧倒される。化け物みたいな内容と反して、文章がとてもお上品でかわいいです。

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    2021年03月15日

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