お嬢さん放浪記

お嬢さん放浪記

924円 (税込)

4pt

1948年、米国に留学中だった著者は、サナトリウムで療養しながら「起業」し、そのお金でヨーロッパに旅立った――。渡航が難しい時代に世界を渡り歩いた女性が残した、驚きと発見溢れる旅文学の金字塔!

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お嬢さん放浪記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    書名の『お嬢さん放浪記』から受ける印象とはだいぶ異なる。「お嬢さん」という看板は犬養家の娘だからしょうがない。でも、おとなしく勉学などしていない。好奇心の赴くままに突き進み、経済的な窮地も妙案を実行して切り抜ける。そして「放浪」でもない。1948年から10年間、日本に戻ることなく、ボストン、アムステ

    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    「ベルリンうわの空」ドイツの生活、社会文化等をマンガとして描いたもの(こちらも面白い)内に紹介があり、手に取った。
    海外生活について情報も少なかったであろうこの時代に1人で渡航し逞しく突き進む姿は、今の時代を生きる私達にとってその時代以上に、鮮烈に映る。
    著者の行き方を決めた旅に寄り添い、共に知見を

    0
    2023年05月21日

    Posted by ブクログ

    これはいい本です。もっと早く読めばよかったし、特に女友達に勧めたい本。
    こんな旅をするには、私には行動力も知性も公平さも率直さも足りないけど、海外行きたくなりました。

    0
    2023年04月24日

    Posted by ブクログ

    コアさんのレビューを拝読し、俄然興味が湧いた。

    犬養毅の孫と家柄的なものは大きいだろうが1948年の、戦後間もない頃に単身留学。(しかも旅費は友人達から工面!) 現地の人に引けをとらない語学力や交渉力(これが凄かった!)・教養・時にはユーモアを発揮。トラブルがあっても瞬間冷静になり、知らない土地に

    0
    2022年08月29日

    Posted by ブクログ

    行動力と知性の化身みたいなお嬢さんの旅日記。
    そこらのバックパッカーとは比べ物にならない程の経験を自らの力で切り開いていく様に圧倒される。化け物みたいな内容と反して、文章がとてもお上品でかわいいです。

    0
    2021年03月15日

    Posted by ブクログ

    行動する「お嬢さん」の話。
    犬養家という名家のお嬢さんでありながら、とてもそうとは思えない行動力。
    でも、そういった家の出身でなければ、その発想はないだろうと思われる行動力。
    特にお金を稼ぐことに関しては、単に働いて稼ぐのではなく、事業として動いていく様子には、「お嬢さん」でなくてはできないことだと

    0
    2019年08月17日

    Posted by ブクログ

    著者の犬養道子さんは、五・一五事件で暗殺された犬養毅のお孫さんである。カトリック教徒であり、長年難民の支援活動に力を入れてこられたが、二〇一七年に鬼籍に入った。
    著者の家柄を知っているわれわれは、題名から親の援助を受けて気ままに世界を旅する女性像を思い浮かべてしまう。だが、そのような思い込みは見事に

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    放浪記はよくあるものだけど、戦後間もないアメリカやヨーロッパを渡り歩いた記録はとても貴重で興味深い記述がたくさんあった。
    しかも著者は犬養毅の孫娘。
    でもこれが賢くて大胆なとんでもないお嬢さん。
    どう考えても無謀なことも危険なことも怯むことなくやってのけてしまう。
    おそらくかなり博識な方で、各国の様

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    青年期に読んだら、もっと影響を受けていたのは間違いない。小田実の「なんでも見てやろう」より10年も前に、そして女性が書いたことに驚き!

    0
    2018年10月30日

    Posted by ブクログ

    若い時にこれを読んでいたらもっと感動したかもしれない。確かに今の時代でもこれほどのバイタリティーを発揮できる人は稀だろうと思う。が、過剰にスゴイ人のエピソードを読むとなぜか疲れてしまうようになってしまった。最後まで読み通せなかった。

    0
    2024年10月13日

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