SF+ファンタジー+サイバーパンクなどなど1粒で何度もおいしい設定がいっぱい。
正直ミステリーっぽい大筋はそう面白くはなかったのですが、唸ったのはその楽しい世界観と、主人公サキ・カイ・ジュラの家族としての関係性。
サキ(♂)は解りやすい熱血君タイプ、本編では「口うるさい小姑」なんて言われてますが
...続きを読む、読者の目線で動いてくれるのでなんと言うか安心できるキャラ。
カイ(♂)はサキが小姑(てか母親(笑)なら父親的存在で、「これから」を守るために嫌な部分を全部自分でしょいこむキャラ。多少は好きで選んでいる部分もあるのでしょうが。
1番やられたのはジュラ(♀)。彼女はあえて男2人と違う道を選んでいます。彼らのそば以外にも大事なもの、大事な場所を持っています。
それは「彼らが潰れそうになってしまったときも、自分だけは一緒に潰れてしまわず自由でいて、彼らを助けてあげられるように。」
うーん、これも「親孝行」の1つの形かもしれないですねー。
ちなみにサキとカイは17、ジュラは15ですが(笑)