デイヴィッドベニオフの作品一覧

「デイヴィッドベニオフ」の「卵をめぐる祖父の戦争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 卵をめぐる祖父の戦争
    4.5
    1巻990円 (税込)
    「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」作家のデイヴィッドは、祖父のレフが戦時下に体験した冒険を取材していた。ときは一九四二年、十七歳の祖父はナチス包囲下のレニングラードに暮らしていた。軍の大佐の娘の結婚式のために卵の調達を命令された彼は、饒舌な青年兵コーリャを相棒に探索に従事することに。だが、この飢餓の最中、一体どこに卵なんて?――戦争の愚かさと、逆境に抗ってたくましく生きる若者たちの友情と冒険を描く、歴史エンターテインメントの傑作

ユーザーレビュー

  • 卵をめぐる祖父の戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ナイフの使い手だった祖父は18歳になるまでにドイツ兵を2人殺している」
    一体どんな経緯があってそんなことを?
    祖父が語る昔話は、第二次世界大戦下のロシア・レニングラードを舞台にした、卵をめぐる特別な1週間だった――。

    味方軍の大佐の娘の結婚式のために卵を1ダース探すのかふんふんと、あらすじから気軽に読めるコメディ小説かなと思って購入しました。
    そんわけあるか、戦争中の話やぞ。
    その上、舞台はレニングラード。ドイツ軍に囲まれ味方からの供給の途絶えたこの都市で、人々を苦しめるのは戦火だけではありません。冬の過酷な寒さと飢餓です。
    人肉、地雷、生きるために性的暴行を受け入れる人々……徐々に明らか

    0
    2025年11月08日
  • 卵をめぐる祖父の戦争

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    独ソ戦下のレニングラード。ドイツ軍に完全包囲された中で人々は飢餓に苦しんでいた。
    ユダヤ人で皮肉屋のレフと長身の美青年だがお調子者のコーリャ。デコボココンビの2人は大佐の命令で1ダースの卵を1週間以内に探す羽目になってしまった。
    荒廃したレニングラードを舞台に2人の冒険が始まる。

    【感想】
    冒頭から最後の最後までずっと面白い傑作小説。
    主人公レフのひねくれ者で小心者な所が等身大でとても良い。一方、コーリャの完璧超人でありながら好色でお調子者な所はアメリカンヒーロー的だ。
    2人の掛け合いの面白さで盛り上げつつも、冒険の中身はえげつない。
    人肉食夫婦に地雷犬、慰み者にされている少女

    0
    2025年03月18日
  • 卵をめぐる祖父の戦争

    Posted by ブクログ

    悲惨な戦争の描写もあるが比較的読みやすい。
    過酷な状況の中で生きていく当時の人々の様子が思い浮かぶような作品でした。

    0
    2023年06月22日
  • 卵をめぐる祖父の戦争

    Posted by ブクログ

    読んでよかった。タイトルはダサいがピッタリとハマったタイトルでもある。詩的な部分も感じるがとても読みやすい

    0
    2023年01月16日
  • 卵をめぐる祖父の戦争

    Posted by ブクログ

    語り手のレフが17歳の時、独ソ戦の最中に親友と出会い、卵を調達する特別任務を大佐から与えられ、その先で彼女に出会った時の話。

    独ソ戦という悲惨な戦争の描写の中にも、ユーモアや生命力(下ネタ)をふんだんにちりばめ、人間の愚かさと強さという真逆の要素がストーリのコントラストになっている。

    0
    2022年05月18日

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