中村真弓の作品一覧
「中村真弓」の「海に漂う神々」「猿丸と人麻呂 天才歌人を抹殺した闇の真相」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
日本書紀の内容は捏造されていた!誰が?その目的は? 日本書紀に「天智天皇九年(670年)4月30日法隆寺で火災があり、建物が一屋も余すことなく焼け落ちた。直後に大雨が降り、雷が大地を揺るがすほど激しく鳴った。」という記述を足がかりに、日本書紀の中身には捏造が含まれるということ、なぜ捏造する必要があったのかを論じている。
白村江の戦い前後の日本の状況。厩戸皇子とは一体どんな人物だったのか。山背大兄王一族を追い詰めた黒幕は誰か。法隆寺は祟り封じの寺であるということ。日本書紀を捏造せざるを得なかった理由が論じられており、大変興味深かった。
上宮王家(厩戸皇子と山背大兄王一族)を追い詰め抹殺した黒幕は、皇極天皇なのか?梅原猛の「隠された十字架」では、中大兄皇子が怪しいと書かれていた。
筆者は、これらの謎解きを「変分法」を用いておこなっている。しかし、全く難しくなく、読みやすかった。
法隆寺は聖徳太子が建立した寺ではないという点については、梅原猛の法隆寺論と同じである。春になったら、法隆寺に行ってみようかしら。