日之浦拓の作品一覧
「日之浦拓」の「追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双【電子単行本】」「追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「日之浦拓」の「追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双【電子単行本】」「追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
1章完結
もうこのまま完結しても良いって思うレベルで完成度の高い終わり方でした。
主人公が去った後のキャラ達のその後がきちんと掘り下げられていて、主人公が仲間達と繋いだものは確かに残っていて、主人公がいなくてもそれぞれの物語は続いていく……と感じさせる締め方で素敵。
1章メンバーが良過ぎたので、2章メンバーが好きになれるのか、1章と同様に楽しめるのかちょっと不安です。
主人公ではない勇者の苦悩
が描かれたのが良かったです。
最近のテンプレ展開の作品は主人公とヒロイン以外のキャラの苦悩や葛藤が描かれることがあまりなく、主人公をモテモテにさせるためなのか主人公以外の男性キャラが薄っぺらく描かれがちです。
この作品は描かれ方さえ違えば、勇者もこの物語の主人公と言えるほどちゃんと魅力的に描かれているのが好ましい。
戦いが終わってしまえばもう主人公とヒロイン以外のキャラが登場することがないのが非常に残念です。
ずっと今のメンバーでの活躍が見たかったなぁ。
勇者がちゃんとカッコいい
主人公が勇者ではない場合、近年の作品は主人公の凄さを強調するための当て馬だったり、ただのクズとして描かれるパターンが多いのですが、この作品は勇者が中身も見た目もきちんとイメケンで、それに見合った実力と精神を持っていると描かれているところが好きです。
Web小説が原作の作品は主人公の凄さを際立たせるために他のキャラが踏み台にされがちなものが多いのですが(無論そんな作品ばかりではありませんが)、この作品は主人公だけでなく他のメンバーもその立場に立っているのに相応しい実力を兼ね備えたキャラばかりで不快さがありません。
登場人物は主人公だけではありません。主人公がどれだけ魅力的でもそればかりでは飽きて
追放ものの中で一番面白かった
追放もので主人公が追放される理由は、有能な主人公に嫉妬したからとか追放する側の人間の器がちっさい奴らだったり、主人公の有能さに気付けず追放した奴らがただの馬鹿だったりするのが普通なんだけど、これは主人公が追放されるのはちゃんとした理由があるのが良いです。
追放ものでは追放する側のキャラ達が嫌な奴に描かれてることが多いですが、この作品はそんなキャラ達がむしろ良い人に描かれていて不快さがないところも好ましいです。