作品一覧

  • 石橋湛山との対話―「危機の時代」を歴史洞察する

    石橋湛山との対話―「危機の時代」を歴史洞察する

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,300円 (税込)
    世界が、100年前の時代と似ている。何か、どこか、韻を踏んでいる・・・・・・。 経済停滞と所得格差拡大、メディア環境の激変とポピュリズムとナショナリズムの激化、自由主義と民主主義の動揺。100年前に石橋湛山が提起した根本課題とその本質的意味が今日、なお切実な問題であり続けている。 いま、日本が直面する国家的課題により広い歴史的視野を踏まえて取り組むためにも、政治、経済、社会、外交、地政学、歴史などの切迫した課題を、それぞれの分野の専門家に考察していただき、それを1冊にまとめたのがこの本である。 石橋湛山が格闘した「あの時代」の課題を、私たちの時代の課題と照らし合わせつつ取り出し、湛山の問題意識と分析視角を切り口にして、今日の挑戦の意味を考えてみる。「石橋湛山との対話」によって今の「危機の時代」を「歴史洞察」する試みである。
  • 憲法と世論 ──戦後日本人は憲法とどう向き合ってきたのか

    憲法と世論 ──戦後日本人は憲法とどう向き合ってきたのか

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,815円 (税込)
    憲法に対し日本人は、いかなる態度を取ってきただろうか。世論調査を徹底分析することで通説を覆し、憲法観の変遷を鮮明に浮かび上がらせた、比類なき労作!
  • 戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで

    戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,166円 (税込)
    日本国憲法の枠組みの中にある戦後日本政治。自民党と社会党のイデオロギー対立は1960年の安保改定問題で頂点を迎える。以降、自民党は経済成長に専心し、一党支配を盤石にした。80年代末以降は「改革」が争点となるも、民主党政権を経て、第二次安倍政権以降は再び巨大与党と中小野党が防衛問題を主な争点として対峙している。本書は憲法をめぐる対立に着目して戦後政治をたどり、日本政治の現在地を見極める。
  • 憲法の正念場

    憲法の正念場

    ビジネス・実用

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「激変する安保環境 9条といかに向き合うか」(大沼保昭×中西寛×木村草太)、「自衛隊合憲・違憲の“神学論争”にピリオドを打つ」(高村正彦)、「国際協調主義を阻むものは何か」(北岡伸一×篠田英朗)、「試される立憲民主主義への構想力」(井上武史)、「『睡眠』の質と憲法――『国民主権』から基本法制定を考える」(山本龍彦)、「世論調査から読み解く日本人の“移り気”な憲法観」(境家史郎)ほか

ユーザーレビュー

  • 戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで

    Posted by ブクログ

    1945年の終戦以降の政治史を描く。筆者があとがきで書いているとおり、戦後政治史のガイダンスを担う「コンパクトな通史」となっている。自民党史だけでなく、非自民党にも目配りして説明しており、戦後政治史の入門書としては最適である。 終章で、現在の政治状況を「ネオ55年体制」と名付けている。憲法9条と現実の安全保障政策の整合性をめぐる対立が、再び自民党の政権担当能力の独占という現象を生み出しているのである。

    0
    2025年01月05日
  • 戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1945年から2020年までの政治史
    巻末の「主な政党の変遷」は、知っていたつもりが実は知らなかったりで勉強になった。

    著者の見立てだと、当分はこのままなのが悲しい。

    P19 社会党をのちの民主党と被せてるのは、変わってないなあと
    P31 (憲法)7条解散
    総理の「解散権」をさも当然のごとく報道するのはなんだかなあ
    P43 逆コース
    警察にまで手を付けようとしたのは驚き。労働問題もだけど、「民主化」は不可逆ではないんだなあと。
    P46 安保改定の評価はともかく、よく米国相手に立ち回ったなあと。不平等条約改定を思っての感想ですけど。
    P94 バラマキはじまり
    P95 「クリーン三木」
    そもそもクリーンがウリになるとはね
    P122 「弔い合戦」
    どうせ、死をなんとも思っていないかと
    P154 革新からリベラルへ
    P158 外圧に弱い
    P169 金に汚いのを選挙制度にすり替えてるとしか
    P249 菅総理、財務省の洗脳という話も
    P264 忖度
    自分への利益誘導を目的としているので、誤用だと思っています
    P267 閣議決定=国権の最高機関となりつつ

    0
    2024年01月18日
  • 憲法と世論 ──戦後日本人は憲法とどう向き合ってきたのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     境家氏は現熊本県知事の蒲島郁夫などの属するリヴァイアサン学派に影響を受け、統計学などを駆使して実証的に政治を分析することを専門にしている。彼の授業を以前受講しており、さらに日本政治の理解を深めたいと考えて読んだ。 
     この本の対象時代は1955年以降から細田連立政権に負けるまでの55年体制と、その後の小泉改革の時代から改革疲れのバックラッシュまでを扱い、日本人の憲法観の変遷を分析する。この本では特に印象深いのは、やはり境家氏の執念ともいえる憲法を扱った世論調査の収集と分析である。本で提示されているデータの量も多く、印象論で語る政治ではなく客観的なデータに基づいており、時代ごとの憲法観という漠然とした概念を丁寧に解きほぐす作業には終始脱帽する。
     そして、この本で境家氏は世論調査のデータ結果の浅い理解を用いた研究者に対して警鐘を鳴らす。例えば、世論の調査で「憲法改正に賛成ですか?」のような漠然とした質問は一見すると現代の文脈において、多くの日本人は憲法9条の改正を指すと早とちりしてしまう。しかし、そのような先入観を持ち世論調査の結果を分析することを筆者は批判する。なぜなら、憲法改正とは一口に言っても、時代によって意味が異なるからだ。例えば戦後は全面改正の意味合いが強いし、小泉内閣では、憲法9条改正よりも統治機構全体の改正を国民は念頭に置いて世論調査に回答している。他にもその質問方法や質問の順番にも細心の注意を払っており、今後、自分がデータを見る際に注意したいと思えるキッカケにもなった。そして、このような、曖昧な質問の世論調査の結果を用いて自分の論文の根拠にする他の学者に対する批判を込めて、詳細な研究を扱った書物は大変貴重かつ、斬新な取り組みであると思う。 
     また、彼のひねくれ(?)ながらも、几帳面に分析するというツンデレのような人柄がちょくちょく見え隠れしている点も興味深い。 
     最後になるが、日本の政治は安保闘争後の所得倍増計画による政治的イデオロギーからの経済的イデオロギーの方向転換を巡り憲法9条は棚上げになってしまった。しかし、90年代の国家危機により政治的イデオロギー問題が再浮上するも、野党は政治イデオロギーを巡り分裂して自民党に対抗する勢力にならない反面、自民党は政治改革により更なるリーダーシップを備えつつ、それでいて野党の分裂により政権交代の可能性が低いという現在の元凶の一つにこの憲法9条の問題があることは非常に由々しき事態である。(つまり、自民党は選挙で憲法問題を公約に掲げれば勝手に野党が自滅するので、改正する気はなさそうという見方がある)私は憲法9条の理解がまだ浅いので、この本を通じて9条に関連する問題を扱った論文や本を読み、一市民として選挙などの際にしっかりとした政治的判断を下せるような政治的教養を持てるようになりたいと考えるキッカケになる本であった。

    0
    2022年10月17日
  • 憲法と世論 ──戦後日本人は憲法とどう向き合ってきたのか

    Posted by ブクログ

    戦後の政治状況と世論調査を詳しく分析した好著だ.「一般改正質問」と著者が名付けた"憲法改正に賛成ですが"という今となっては曖昧な質問が,憲法発布直後では的確な問いかけであったこと,またその当時"戦争放棄の条項を必要とするか"との問いに70%が必要と答えたことなど,今の感覚からすると意外な事実も記載されている.岸内閣当時でも正式の軍隊保有論は完全に否定されていたことも意外だった.最後の方に出てくる出てくる有権者の意見の曖昧さの事実を踏まえて,最終的には「個人的無知から集合的英知」が得られるとの説は納得できるものだ.面白かった.為になった.

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    2018年03月02日
  • 戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わりましたーーー!読み終わるのに丸2ヶ月かかりました。新書としてはページ数は多かったのですが、それを踏まえても読むのに時間がかかってしまいました。ジャンルで読むスピードって変わるの私だけでしょうか…?

    哲学者の千葉雅也さんがXで「今の人は昔の社会党を知らないのか。自分も小中学生でしたがそれでもイメージは持っている」との呟きを見かけ、昔の社会党というのが気になったため、今回本書を読み始めました。
    題名通り戦後から現在までの政治史の動きを大まかに捉えられるよう解説してくれていました。政党とくに対立政党がどんどん枝分かれしては合流しということを繰り返しており、意識が沢山の政党名の把握にいってしまいました。この80年間政治では、憲法9条が争点となっていることだけは理解しました。ですが、このことを人に説明するのはまだ無理なので、政治についてまた他の書籍も読んでみようと思います。

    0
    2026年04月25日

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