戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで

戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで

1,056円 (税込)

5pt

3.9

日本国憲法の枠組みの中にある戦後日本政治。自民党と社会党のイデオロギー対立は1960年の安保改定問題で頂点を迎える。以降、自民党は経済成長に専心し、一党支配を盤石にした。80年代末以降は「改革」が争点となるも、民主党政権を経て、第二次安倍政権以降は再び巨大与党と中小野党が防衛問題を主な争点として対峙している。本書は憲法をめぐる対立に着目して戦後政治をたどり、日本政治の現在地を見極める。

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戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1945年の終戦以降の政治史を描く。筆者があとがきで書いているとおり、戦後政治史のガイダンスを担う「コンパクトな通史」となっている。自民党史だけでなく、非自民党にも目配りして説明しており、戦後政治史の入門書としては最適である。 終章で、現在の政治状況を「ネオ55年体制」と名付けている。憲法9条と現実

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    戦後日本政治史を憲法を軸として記述していた。

    政治の歴史を記述するって大変だったと思うけど、日本のこれまでを知る上では有益であった。

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

     通史の部分よりも、歴史観になるほどと感じさせる点が多かった。
     結局、本質的な面では何も変えられず、ただ選挙だけを繰り返してきたことがよく分かる。
     歴史が現在に近づくほど、あまりにも人材が枯渇していくことが悲しいくらいに痛感される。

    0
    2023年10月20日

    Posted by ブクログ

    政党政治の通史として大変わかりやすいが筆者の予想したネオ55年体制とは真逆の方向に進んでいる
    2025年9月時点では衆参で自民党は敗北しているし(ここでの敗北とは公明と連立しても過半数以上になっていないことを言う)政府の支持率は低いしさらに衆参議院でも少数与党なため決められない政治になっている

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    戦後から2022年までの日本政治を通史的に取り扱う。
    現代の自民一強、多党脆弱な野党というのは55年体制と変わらず、ネオ55年体制と呼べるべきもの。この背景には日本政治に憲法問題がビルトインされており、野党間での意見の隔たりがあるためであるとする。これは政治改革を経ても変わらない日本の政治構造とのこ

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1945年から2020年までの政治史
    巻末の「主な政党の変遷」は、知っていたつもりが実は知らなかったりで勉強になった。

    著者の見立てだと、当分はこのままなのが悲しい。

    P19 社会党をのちの民主党と被せてるのは、変わってないなあと
    P31 (憲法)7条解散
    総理の「解散権」をさも当然のごとく報道

    0
    2024年01月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者は、「実質的意味の55年体制」として1960~80年代をあげ、55~93年の政治を「形式的意味の55年体制」としています。

    50年代は、与野党間のイデオロギー対立が激しく、また90年代は保守勢力内部の対立が激しい時代として、「改革の時代」と呼んで論じられています。

    さらに、今日に至る2000

    0
    2024年11月23日

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