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作品一覧 2018/08/31更新 経済学大図鑑 試し読み フォロー 若い読者のための経済学史 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> ナイアル・キシテイニーの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 若い読者のための経済学史 ナイアル・キシテイニー / 月沢李歌子 原始から現代まで経済学がどのような歴史を辿ってきたのかがわかります。それぞれの経済理論の詳細は、また別に勉強することとして。 Posted by ブクログ 若い読者のための経済学史 ナイアル・キシテイニー / 月沢李歌子 このシリーズは今のところハズレがない。 テンポよく、網羅的に、興味深いトピックを扱っている。 エピソードの取り上げ方もうまく、飽きがこない。 これまで読んだ経済学の入門書で一番分かりやすく頭に残る。 なかでも、フェミニスト経済学は、改めて、その視点の重要性を認識した。 Posted by ブクログ 若い読者のための経済学史 ナイアル・キシテイニー / 月沢李歌子 資本主義、社会主義、共産主義、新自由主義、そして21世紀の資本論。 お恥ずかしながら、名前くらいは知っているがという状況でこの本を手にとった。 冒頭挙げた概念はもちろんだが、哲学と不可分であった時代まで遡り歴史が綴られる。 大きな時代のうねりのなかで、以前よしとされていたものの対立軸がうまれ また...続きを読むそれも新しい理論に飲み込まれていく。 そしてなにより重要なのは、そのうねりが実際の経済と影響を与えあいながら発生し続けていることだ。 経済学史というタイトルだが、淡々と進むのではなくスリリングなダイナミズムを感じることのできる一冊。 「哲学史」のほうとリンクさせながら読むとより深い洞察が得られるのではないか。 Posted by ブクログ 若い読者のための経済学史 ナイアル・キシテイニー / 月沢李歌子 【若い読者のための経済学史】 もう若くはないのに2冊も読んでごめんなさいって感じなのですが、"アメリカ史"に続いてシリーズ読書。邦題、意図してるところは分かる気がするけど、違和感〜。 経済学の各論には多少触れてきたけど、大きな流れで理解することはなかったところ。このシリーズだと個々の発展に対して背景...続きを読むを持った理解ができる。多くの分析が芽生えては萎れる流れを俯瞰すると、経済学は変化し続ける社会を記述するものであって、いずれ来る未来を予測するものではないことがよく分かる。経済学は、予測できないからといって不要なのではなくて、今現在の社会の問題点を引き摺り出そうとするその過程こそが大切なんじゃないかと。 主流としてのマクロ経済学も良いけど、開発経済学、厚生経済学、情報経済学、あともちろん行動経済学とか、ちょっと視点の違う経済学が面白くて好き。この本でまた興味が広がった。 #読書 #経済学 #歴史 #すばる舎 Posted by ブクログ 若い読者のための経済学史 ナイアル・キシテイニー / 月沢李歌子 似たようなタイトルで、最近読んだ大澤真幸の『社会学史』が面白かったのは、歴史と言いながらもそこに著者の思い入れと考察が入れ込んであり、それが心から面白いことだと信じて伝えようとしていたからに他ならない。この『経済学史』は、近代経済学の歴史をなぞっていて、とても興味深く読んだのだが、著者の主張があまり...続きを読む見えてこず、そこにどこか何か物足りなさが残った。それでも、経済学史を学ぶにはかなり適した本である。 大澤氏は『社会学史』の中で「ある領域が「学問」となるためにはその学問固有の主題を持つ必要がある」として、社会学の固有の主題は「社会秩序はいかにして可能か?」であると言った。本書『経済学史』で著者は、経済学が、「社会が資源をいかに使うか」を研究する学問であるとし、その中でも資源の希少性に着目した重要な問いとして次の2つを挙げている。 ・社会がいかにして希少性による最悪の結果を克服するか ・なぜ、ある社会ではそれがすばやく行われないのか ここからわかるように、発展途上国の経済や、貧困問題や環境問題における経済学の役割について著者はおおいに興味をもっていることが見えてくる。 これまでの経済学の歴史の中では、多くの思想家が存在し、それぞれの時代の問題に応じたさまざまな理論を考え出してきた。一方で、大学で学ぶ経済学においては基本的な経済理論が中心となり、こうした思想家の考えが講義から外される傾向にあるという。著者は、それはさまざまな考え方を学ぶべき若い学生にとっては不幸なことだと考えており、そういった思いから、本書を書いている。 紹介された経済学者の名前をざっと見ると、フランソワ・ケネーやアダム・スミスの頃から順に経済学の成り立ちを見ていく過程は過不足なくまとめられていて、知識の補充には申し分ない。比較優位論のデヴィッド・リカード、社会主義の始祖とも言えるシャルル・フーリエ、ロバート・オーウェン、アンリ・ド・サン=シモン、人口論のトマス・マルサス、そして巨人カール・マルクス、限界効用説のウィリアム・ジェヴォンズ、需給理論のアルフレッド・マーシャル、独占・寡占の理論や経済の外部性のアーサー・セシル・ピグー、不完全競争のジョーン・ロビンソン、そしてジョン・メイナード・ケインズ、イノベーションのヨーゼフ・シュンペーター、ゲーム理論のジョン・フォン・ノイマン、ナッシュ均衡のジョン・ナッシュ、自由主義のフリードリヒ・ハイエク、開発経済学のポール・ローゼン・ローゼンシュタイン=ロダン、経済成長のロバート・ソロー、数理経済学のケネス・アローとジェラール・ドブリュー、フィリップス曲線のビル・フィリップス、公共選択論のジェームズ・ブキャナン、シカゴ学派・マネタリズムの中心人物ミルトン・フリードマン、合理的期待と価格変動理論のジョン・ミュース、効率的市場仮説のユージン・ファーマ、新古典派のロバート・ルーカス、人間開発指標のアマルティア・セン、逆選択のジョージ・アカロフ、情報経済学のジョセフ・スティグリッツ、行動経済学のダニエル・カーネマンとエイモス・ドヴェルスキー、リチャード・セイラー、ロバート・シラー、21世紀の資本のトマ・ピケティ、有名どころはもれなく並ぶリストになっている。よろしいのではないでしょうか。 Posted by ブクログ ナイアル・キシテイニーのレビューをもっと見る