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「八木昌実」の「25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「八木昌実」の「25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
■ 本書を通じて最も重要だと感じたこと
マネージャーの役割は、自分が成果を出すことではなく、メンバーが成果を出せる組織をつくり、一人ひとりの自己実現を支援すること。
強いマネージャーよりも、部下から「自分たちが支えたい」と思われる、応援されるマネージャーを目指すことが重要。
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1. マネージャーとしての在り方・心構え
【強いマネージャーより、応援されるマネージャーを目指す】
・強さだけでは人はついてこない。部下が「自分たちが支えたい」と思える存在になることが重要。
・部下は上司の行動をよく見ている。自ら率先して働く姿勢が、組織全体の行動を変える。
・偉そうに振る舞う必要はない。本当に実力のある人ほど、自分を大きく見せようとしない。
・マネージャーは部下と同じ目線に立ち、一緒に苦しみ、悩み、喜ぶ存在であるべき。
・数字に対する最終責任はマネージャーが負い、メンバーが前向きに挑戦できる環境をつくる。
・自分の出世ではなく、部下の成功を心から願う。その姿勢は必ず部下に伝わる。
・何を考えているか分からない上司は不安を与える。自分の考えや人間性をさらけ出し、分かりやすい存在になる。
2. 時間の使い方・自己成長
【マネージャーの能力は、仕事以外の時間の使い方で決まる】
・仕事は際限なく増やせるが、本当にやるべき仕事はそれほど多くない。
・重要な仕事を優先して片付け、意識的に余白をつくる。
・余白の時間を使い、社外の人と会う、人脈を広げる、新しい情報や技術に触れるなど、視野を広げる。
・社内だけで完結していると、新しい景色や情報が入ってこなくなる。
・社外で得た情報は、組織に還元して初めて価値が生まれる。
・情報共有は単なる事実の紹介で終わらせず、「自社でどう活用できるか」「商談でどう使えるか」まで落とし込む。
重要なのは、情報を点で終わらせず、次の行動につながる線にすること。
3. 組織づくり・リーダーシップ
【目指すべきは、全員が成果を出し、全員が幸せになれる組織】
・マネージャーが考えるべき最優先事項は、目の前の組織を良い組織にすること。
・年齢や過去の役職に関係なく、必要な相手には本音をぶつける。
・人は論理で理解しても、必ずしも納得するわけではない。最後の意思決定には感情や信頼関係が影響する。
・新しい人材の加入は、既存メンバーに刺激を与え、組織全体の成果を引き上げるきっかけになる。
・組織には常に新しい血を入れることが重要。自分にはない能力を持つ人材を揃える。
・最も難しい問題から解決することで、付随する複数の問題が同時に解消される場合がある。
・メンバーが声をかけやすいよう、マネージャー自身が積極的に動き、接点をつくる。
4. 部下の目標設定・モチベーション
【部下が自発的に動かない原因の一つは、本人の目標が明確になっていないこと】
目標は上司が一方的に与えるものではなく、本人の人生で実現したいことから逆算して設定する。
■ 自己実現から目標までの4階層
① 自己実現
人生の最終的なゴール。理想の自分になること。
② 夢
お金では買えない、人生を通して追いかけるもの。
③ ビジョン
どうなりたいか、どうありたいかという情緒的・抽象的な理想。
④ 目標
具体的な数字や期限で客観的に測定できるもの。
■ 目標設定における重要なポイント
・仕事の目標と、人生で目指していることを結びつける。
・目標は原則として部下自身に決めてもらう。
・本気の目標であれば、具体的な質問に対して明確に回答できるはず。
・過去の成功者の行動量や数字の推移を参考に、長期目標を短期目標へ分解する。
・目標は紙に書き、人前で宣言することで実現への意識を高める。
・ゴールから逆算し、日々の行動に落とし込む。
・プライベートの充実は、仕事の充実にもつながる。
5. 部下とのコミュニケーション・1on1
【全員に同じマネジメントをしてはいけない】
・自分自身を基準に部下を評価・指導しない。
・個々の価値観、能力、目標に合わせてマネジメント方法を変える。
・部下の話をよく聞くことが重要。1対1で、1時間程度の対話の時間を設ける。
・「大丈夫?」と聞くだけでは、「大丈夫です」という回答になりやすい。
・「ここは分かりにくいよね」「この部分は大変じゃない?」など、相手が本音を話しやすい聞き方を意識する。
・マネージャーは部下の経験や解決策からも学べる立場。対話は一方的な指導の場ではない。
■ パフォーマンスレビューの10ステップ
① 事前準備
部下自身に四半期を振り返ってもらい、シートにまとめてもらう。
② 情報収集
マネージャーも部下の実績や行動を整理する。
③ 実績レビュー
部下と一緒に実績を振り返る。
④ 原因の追求
良かった理由・悪かった理由を一緒に考える。
⑤ 期待値の共有
何を期待されているのかを明確化する。
⑥ 改善策の検討
業績向上のために何ができるかを一緒に考える。
⑦ 助言の提供
部下の成長につながる助言を行う。
⑧ 合意の獲得
本人から「やります」という意思を引き出す。
⑨ 期限の設定
いつまでに達成するかを一緒に決める。
⑩ フォローアップ
達成状況を継続的に確認する。
重要なのは、マネージャーが答えを押し付けるのではなく、本人の納得と行動への合意を引き出すこと。
6. 営業組織における成果の出し方
【結果はコントロールできないが、活動量はコントロールできる】
・営業成果は顧客の意思決定に左右されるため、完全にコントロールすることは不可能。
・一方で、訪問件数や商談数など、自分自身の活動量はコントロールできる。
・活動量が増えれば、それだけ成果につながる機会も増える。
・最初から結果を求めすぎず、まずは十分な活動量を確保して自信をつける。
・新しい仕事では、最初の3か月で集中的に行動することが重要。
・最初に自分の限界を知り、その後は持続可能なペースへ調整する。
・一時的な頑張りではなく、継続できる活動パターンを確立する。
7. 営業教育・ロールプレイング
【指摘することよりも、本人に気づかせ、自信を持たせることが重要】
・ロープレの顧客役は、原則マネージャーが担当する。
・経験の浅いメンバー同士で実施すると、過度に難しい顧客役によって自信を失う可能性がある。
・ロープレに慣れてきたら、顧客目線で動画を撮影する。
・撮影した動画を本人と一緒に確認する。
・マネージャーが一方的に問題点を指摘せず、本人に客観的な気づきを促す。
■ 動画を活用した振り返りの質問例
動画に映っている自分を「あの人」として、第三者の目線から振り返る。
・この人が営業に来たらどう思うか?
・この人から商品を買いたいと思うか?
・どこに改善すべき点があると感じるか?
自分で課題に気づくことが、改善への主体性につながる。
8. メンバーの育成優先順位
【育成リソースは、全員に均等配分することが必ずしも正解ではない】
本書では、営業成績に応じてメンバーをA〜Dの4段階に分類し、育成対象に優先順位を設ける考え方を紹介。
■ A〜Dゾーン別の育成方針
Aゾーン:
高い成果を出している層。
Bゾーン:
最優先で育成・サポートする層。
Cゾーン:
Bゾーンに次いで育成する層。
Dゾーン:
本人の意欲を見極め、本気で苦しんでいる人には集中的に支援する。
■ 重要なポイント
・Bゾーンへの集中的な支援が、組織全体の成果を引き上げるきっかけになる。
・Dゾーンのメンバーにも、大きく成長する可能性が眠っている。
・周囲のメンバーが成果を出し始めると、それまで行動していなかったメンバーにも刺激が生まれる。
・マネージャーが期待していない環境に置かれたメンバーは成長しにくい。
※実務に取り入れる際は、成績だけで意欲や将来性を決めつけず、本人の状況や成長可能性も考慮する必要あり。
9. 人前で話す力・情報発信
【話す目的は自分をよく見せることではなく、相手の役に立つこと】
・人前で話す機会は、積極的に引き受けるべき。
・失敗したら恥ずかしいという感情は、自分に意識が向いている状態。
・聞き手が何を得られるかを最優先に考える。
・大人数の前で話す経験を積むことで、少人数での発信にも余裕が生まれる。
・スピーチを成功させるには、十分な事前準備が必要。
・緊張は真剣に取り組んでいる証拠。無理に緊張をなくそうとする必要はない。
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今後のマネジメントで実践したいこと
今回の読書内容を、フィールドセールス組織のリーダーとして実践する行動に置き換えると、特に以下の6点が重要。
① 目標設定の見直し
1on1で本人の人生の目標と仕事の目標を確認する。
② 行動量の可視化
受注結果だけでなく、商談数や活動量も確認する。
③ 育成方法の個別化
各メンバーの能力・課題・意欲に応じた支援を行う。
④ ロープレの改善
顧客目線で動画を撮影し、本人の気づきを促進する。
⑤ 情報発信の強化
社外で得た情報を、営業活動への活用方法とセットで共有する。
⑥ 相談しやすい環境づくり
自分から積極的に声をかけ、メンバーの本音を引き出す。
■ 定期的に振り返りたい5つの問い
・自分の成果ではなく、メンバーの成長を優先できているか?
・メンバー一人ひとりの目標や価値観を理解できているか?
・数字だけを追いかけず、成果につながる行動を支援できているか?
・社外から新しい情報を取り入れ、組織に還元できているか?
・メンバーが困ったとき、最初に相談したいと思える存在になれているか?