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作品一覧

  • 読書セラピスト

    小説・文芸

    3.8
    1巻2,200円 (税込)
    悩める人々に読むべき本を処方する、読書セラピーを始めたヴィンチェ。ある日、彼のスタジオの階下に住む婦人が失踪、状況証拠から夫が殺人の容疑をかけられる。読書家の彼女が残した本のリストからヴィンチェは真相を探る……。彼女はどこに消えたのか? 本当に夫に殺されたのか? 「失踪」「別の人生」「入れ替わり」といったテーマの読書歴のある彼女の真実は? シニカルで文学的で不思議な味わいのビブリオ・ミステリ。本書は、イタリアのミステリの賞・シェルバネンコ賞を受賞している。
  • 19世紀イタリア怪奇幻想短篇集

    小説・文芸

    3.3
    1巻1,100円 (税込)
    野生の木苺を食べたことがきっかけで、男爵の心と体が二重の感覚に支配されていく「木苺のなかの魂」、〈真実の口〉ドン・ペッピーノの忠義心が試練の数々に直面する寓話風の「三匹のカタツムリ」ほか、世紀をまたいで魅力が見直される9作家の、粒ぞろいの知られざる傑作を収録。全9作、本邦初訳。
  • 鏡の前のチェス盤

    小説・文芸

    3.0
    1巻836円 (税込)
    10歳の男の子が罰で閉じ込められた部屋で、古い鏡に映ったチェスの駒に誘われる。不思議な「向こうの世界」に入り込むと、そこには祖母や泥棒、若い男女らがいて……。哲学対話のようでもあり、語り手の「マッシモ」のとぼけた語り口と、鬼才セルジョ・トーファノの挿絵との貴重なコラボが実現した、20世紀前半イタリア文学を代表する異世界幻想譚。
  • プラハの墓地
    NEW

    小説・文芸

    -
    1巻2,200円 (税込)
    ユダヤ人嫌いの祖父に育てられた、稀代の美食家シモーネ・シモニーニは、文書偽造の仕事に就き、イタリア統一、パリ・コミューン、ドレフュス事件、そしてナチのホロコーストの根拠とされる史上最悪の偽書『シオン賢者の議定書』にまで関わることに。ウンベルト・エーコが描く、憎しみと差別のメカニズム!/解説=仲俣暁生

ユーザーレビュー

  • 読書セラピスト

    Posted by ブクログ

    後半ではミステリー要素が漂うものの、ほぼ全編に文学的素養が詰め込まれ、実に豊かな読書体験となりました。これほど教養の何たるかを突きつけられたことはありません。このような会話をしてみたい、と心底思ったし、膨大な読書経験の中からこれと思う場面が引き出せるヴィンチェは尊敬しかできません。たくさん本を読んできましたが、自分の人生を象ってはいないなあ、としみじみ思ってしまいました。ミステリーばかり読んでるから仕方ないんですけどね。ヴィンチェの語りで文学の素晴らしさを改めて感じました。文学を学んでいた学生時代も思い起こされ、素敵な余韻に浸れました。こういう作品も読んでいきたいな、と思えています。そして、私

    0
    2022年03月21日
  • 読書セラピスト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読書セラピストが次から次へと人々のお悩みを、本を処方することで華麗に解決していくのかと期待していた。そしたら、未熟な読書セラピストがカウンセリングに失敗ばかりしているお話だった。

    期待外れ。
    海外文学は読むけど、文章に海外文学特有のキザな言い回しも読む気を削いだ。
    読むのを止めようかと思ったけど、もう8割まで読んでいた。
    でも、ミステリーの部分が気になって、どんな結末を迎えるのか知りたくて、ページを進めた。

    読んでよかった!そういうことだったのか!
    それに途中途中、「失踪」をテーマに扱う『ウェイクフィールド』という作品が出てきたのは、そういうことだったのか!
    と、二回膝を打った。

    0
    2026年06月15日
  • 19世紀イタリア怪奇幻想短篇集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルの通りに全て作者の異なる9作品を収録しているのですが、どの作品も面白くて、かなり充実したアンソロジーでした。

    以下、特に気に入った作品の感想を記します。

    「木苺のなかの魂」

    男爵が見た目はそのまま急に乙女になってみんなが戸惑うというお話で、幽霊ものではあるのだけど少しコミカルな感じもあってこのパターンは昔から定番なんですね。

    書き出しのところの、人から聞いた話だけど、仮にKとするみたいな感じのパターンも定番ですよね。

    「ファ・ゴア・ニの幽霊」

    これが一番好き。

    ある人物の命と引き換えに幸福を手に入れた主人公の前にその人物の霊が現れるお話。

    何がすごいって、このタイトルに

    0
    2024年12月18日
  • 読書セラピスト

    Posted by ブクログ

    教職の仕事がうまくいかず、新しい仕事を始めたヴィンチェ。
    彼曰く、[女性に対して無責任]な主人公は、読書セラピストとして、女性に踏み込んだ助言をして顧客を怒らせてばかり。
    仕事では失敗が続き、不安を抱えながらの暮らしの中で、同じアパートに住む老婦人の失踪事件に引き寄せられるように手がかりを集め紐解いていく。
    イタリアの街並みの様子や、彼の質素な暮らしを感じる描写から、隠されていた事実が明らかになった時のヒヤリとした静かな感覚は、予想外の恐ろしいものでした。
    読書好きな方、ちょっと変わった推理モノを手に取ってみたい方にオススメです。

    0
    2022年11月08日
  • 読書セラピスト

    Posted by ブクログ

    偉大なビブリオ本  主人公は、元国語教師。

     登場人物は主人公も含めて皆悩み苦しんでいる。それぞれの人物にはそれぞれの事情があって、本を紹介することによってセラピーしていこうとするのだ。うまくいかなくて落ち込むこともある。

     登場する本は、いずれも読んだことのない本ばかりだったが、主人公や彼の友達の本屋の店主による本の紹介や分析が素晴らしかった。

     読書セラピストという職業が本当にあるのか調べてみたところ、イギリスでは政府公認。イスラエルでは国家資格になっているそうだ。英エセックス大学の研究によると、読書によって軽減されるストレスは68%で、音楽鑑賞やゲームなどよりも上回るそうだ。
     イ

    0
    2026年01月18日

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