小泉、鳩山、菅、そして橋下と、どこまで続く劇場型政治。大衆迎合(ポピュリズム)が衆愚政治に堕ちることだけは断固として食い止めたいという思いで、この書が最後になろうという老境の中で筆をとったという。
大衆迎合には、マスコミも利用されて来たという反省もあり、読売新聞社の主筆という立場から、加担したマス
...続きを読むコミに対する批判もなかなかのもの。
その他、
「匿名への情熱」
「社会保障こそ最良の投資だ」
など、唸らせてくれました。
ワガママなプロ野球オーナーという顔しか知らなかったんですが、政治記者としてバリバリの経験もおありのようで、経営者になってからはフィクサーばりの「密室談合の仕掛け人」としての経験談をはじめとして、終戦直後に共産党に入党したという経歴まで披露してくれて、すっかり人物像が変わってしまいました。
(2012/9/15)