反ポピュリズム論

反ポピュリズム論

660円 (税込)

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ポピュリズムという毒が日本中に回っている。小泉ブーム、政権交代、そして橋下現象……なぜここまで政治は衰弱したのか? メディアの責任と罪とは? 「大連立構想」驚愕の舞台裏から、小選挙区制・マニフェスト選挙の問題点、ポピュリズムの理論的考察、そして経済復活の秘策「無税国債」私案まで。「衆愚」の政治と断乎戦う――半世紀超の政治記者歴による知見が込められた、読売新聞主筆による渾身の論考。

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反ポピュリズム論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     いくつになっても非常に頭のいい人だなぁ、という印象。当然新聞の人だからTVが敵だというバイアスはあるにせよ、アメリカの現場にいた人として、TVが作る政治風景についての考察については一見の価値があると思う。

     讀賣新聞のドンが何を考えているのか、くらいの興味で読んでみても損はないし、読書としても結

    0
    2015年11月04日

    Posted by ブクログ

     良きにしろ、悪きにしろこの人の物言いには一貫性がある俗にぶれていない。だからこそ世の中に批判を生みつける事も多々あるのだろう。
     
     しかし、同じ悪でも最近の悪はどうも世論を見すぎるのか自分の信念という物が見えてこない世論に流されやがて消されていく運命にある人たちは少し見習った方が良いのではないか

    0
    2013年08月16日

    Posted by ブクログ

    ナベツネ、87歳にして健在。主張は明快。政治家の小粒化を嘆いているが、メディア側も同じ問題を抱えているようだ。

    0
    2012年10月09日

    Posted by ブクログ

    小泉、鳩山、菅、そして橋下と、どこまで続く劇場型政治。大衆迎合(ポピュリズム)が衆愚政治に堕ちることだけは断固として食い止めたいという思いで、この書が最後になろうという老境の中で筆をとったという。

    大衆迎合には、マスコミも利用されて来たという反省もあり、読売新聞社の主筆という立場から、加担したマス

    0
    2012年10月05日

    Posted by ブクログ

    なんだか過激なことをテレビで言うだけの人かと思っていたら、さすが新聞社の主筆。文章は明快で、論理展開も上手。さくっと頭の中に入ってくる。
    近衛首相誕生と現代の政治環境の比較のところは納得度が高いところであった。

    0
    2012年10月05日

    Posted by ブクログ

    渡邊恒雄(通称 ナベツネ)が書いた日本の政治の行く末を案じた本。

    自民党政権下で、自民党と民主党の大連立をやろうとして暗躍したことも載っているが、基本的には、日本の政治がポピュリズムに巻き込まれることで、しっかりとした考えなしに衆愚政治になることを憂いた本である。

    小泉劇場、鳩山・菅の民主党政権

    0
    2013年04月23日

    Posted by ブクログ

    渡邉恒雄の最後の一冊。

    ポピュリズム(大衆迎合)すると、碌なことにならないと筆者は言う。

    実際ギリシャ危機に陥ったのは、大衆迎合的政治を行ったからだ。
    日本でも、小選挙区制の為、みんな大衆に都合のいいことを言って票をもらう。よって政治家自体の質も下がる。

    連立を組み、政局を安定させることにより

    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    (2013/3/29)
    どういうきっかけで入手したかを忘れて、
    著者の名前もナベツネと同姓同名だ、などと思ったほど。
    なんのことはない、本人。世界一の発行部数を誇る讀賣新聞の主筆であり、大連立構想などを画策する男。

    思い直して読んでみた。
    いきなり橋下に言及。危ういという。ヒトラーをちらつかせる。

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    いちいち頷ける内容。
    原発擁護論や衆愚政治への危惧など、自分の考えに対する裏付けが取れたような心持ちで読んだ。

    0
    2013年06月22日

    Posted by ブクログ

    社会がマスコミなどのポピュリズムによって左右されていく現実を書いた一冊。
    最後は渡邉恒雄氏の考えがつまった一章がある。
    原発に対する意見や名古屋の件についてはうなづける部分もあった。

    私もマスコミによる渡邉恒雄像に踊らされていたのかもしれない。
    この本を読んで一番びっくりしたことは、彼がとても冷静

    0
    2013年04月30日

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