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ポピュリズムという毒が日本中に回っている。小泉ブーム、政権交代、そして橋下現象……なぜここまで政治は衰弱したのか? メディアの責任と罪とは? 「大連立構想」驚愕の舞台裏から、小選挙区制・マニフェスト選挙の問題点、ポピュリズムの理論的考察、そして経済復活の秘策「無税国債」私案まで。「衆愚」の政治と断乎戦う――半世紀超の政治記者歴による知見が込められた、読売新聞主筆による渾身の論考。
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Posted by ブクログ
いくつになっても非常に頭のいい人だなぁ、という印象。当然新聞の人だからTVが敵だというバイアスはあるにせよ、アメリカの現場にいた人として、TVが作る政治風景についての考察については一見の価値があると思う。 讀賣新聞のドンが何を考えているのか、くらいの興味で読んでみても損はないし、読書としても結...続きを読む構満足できると思うん。
良きにしろ、悪きにしろこの人の物言いには一貫性がある俗にぶれていない。だからこそ世の中に批判を生みつける事も多々あるのだろう。 しかし、同じ悪でも最近の悪はどうも世論を見すぎるのか自分の信念という物が見えてこない世論に流されやがて消されていく運命にある人たちは少し見習った方が良いのではないか...続きを読む。
ナベツネ、87歳にして健在。主張は明快。政治家の小粒化を嘆いているが、メディア側も同じ問題を抱えているようだ。
小泉、鳩山、菅、そして橋下と、どこまで続く劇場型政治。大衆迎合(ポピュリズム)が衆愚政治に堕ちることだけは断固として食い止めたいという思いで、この書が最後になろうという老境の中で筆をとったという。 大衆迎合には、マスコミも利用されて来たという反省もあり、読売新聞社の主筆という立場から、加担したマス...続きを読むコミに対する批判もなかなかのもの。 その他、 「匿名への情熱」 「社会保障こそ最良の投資だ」 など、唸らせてくれました。 ワガママなプロ野球オーナーという顔しか知らなかったんですが、政治記者としてバリバリの経験もおありのようで、経営者になってからはフィクサーばりの「密室談合の仕掛け人」としての経験談をはじめとして、終戦直後に共産党に入党したという経歴まで披露してくれて、すっかり人物像が変わってしまいました。 (2012/9/15)
なんだか過激なことをテレビで言うだけの人かと思っていたら、さすが新聞社の主筆。文章は明快で、論理展開も上手。さくっと頭の中に入ってくる。 近衛首相誕生と現代の政治環境の比較のところは納得度が高いところであった。
渡邊恒雄(通称 ナベツネ)が書いた日本の政治の行く末を案じた本。 自民党政権下で、自民党と民主党の大連立をやろうとして暗躍したことも載っているが、基本的には、日本の政治がポピュリズムに巻き込まれることで、しっかりとした考えなしに衆愚政治になることを憂いた本である。 小泉劇場、鳩山・菅の民主党政権...続きを読む、橋下大阪維新の会などのあやまち、そして今後の不安も書いている。ポピュリズムとメディアの問題、または歴史からのポピュリズムの考察などは、参考になることが多い。 個人的には、スポーツの世界でのナベツネは、独裁、スポーツを軽視していると思うが、政治記者だけあって、政治を見る目、過去の著作、歴史には秀でている面もあると思う。その意味では、少し見直した本だった。
渡邉恒雄の最後の一冊。 ポピュリズム(大衆迎合)すると、碌なことにならないと筆者は言う。 実際ギリシャ危機に陥ったのは、大衆迎合的政治を行ったからだ。 日本でも、小選挙区制の為、みんな大衆に都合のいいことを言って票をもらう。よって政治家自体の質も下がる。 連立を組み、政局を安定させることにより...続きを読む、大衆ウケではなく真の政治を行うことができると筆者いいったかったのかな? テレビの話は、納得できた。確かに放送時間が決まってるテレビでは深掘りされてない事実、またアナウンサーが自分の意見(左翼的)を述べることによってそれを見る人達が流れやすいのは納得。 アメリカ大統領の党首討論も当時は限られた時間で、行っていた為、内容よりもルックスで票が動いていた。←当時のアメリカの圧倒的テレビ視聴率による話。 今ネット社会になり、オールドメディアと呼ばれ、筆者の意見が日本に浸透してきている。 しかし筆者は、ネットの世界(Twitter)なども、虚偽の情報が流れやすいとして、これも良くないとした。 今の日本では、ネットを信じ、テレビを信じない流れが潮流としてあるがもしかしたら次はネットも信じないなんて流れになるのかな?なんて思ったりした。 相続税の話は面白い。相続税に課税したところで、その税収は大したことなく、むしろその富裕層の持ってる金をなんとか引き出して、投資に回す方が結果的にはよいとする。 鳩山菅のことが嫌いなのはよく伝わった。 社会保障に投資することが、結果として経済成長に繋がる。今は総理やってるけど、当時は無駄金扱いだったんだなあ。 活字こそ、教養である!!
(2013/3/29) どういうきっかけで入手したかを忘れて、 著者の名前もナベツネと同姓同名だ、などと思ったほど。 なんのことはない、本人。世界一の発行部数を誇る讀賣新聞の主筆であり、大連立構想などを画策する男。 思い直して読んでみた。 いきなり橋下に言及。危ういという。ヒトラーをちらつかせる。...続きを読む いまさらテレビの威力に触れる。ワンフレーズの小泉、8フレーズの橋下。船中八策だから。 八策はいいのもあるが悪いのもある。脱原発異存は橋下ブレーンの大前研一氏も否定していると大前さん登場。 おそらく讀賣は大前さんは嫌いだろうに。 そして新自由主義竹中批判。小泉は竹中に洗脳されたと。竹中の2大メガバンク構想を停めたのは自分だと。 自民民社(これは自公に先んじられ失敗)、自民自由の連立(これは成功)の画策も自分。 衆参ねじれ時の福田自民小沢民主の大連合も画策、これは福田の慎重さと小沢の傲慢さで失敗、とある。 確かにこれが出来ていれば今日の混乱はなかった。 自分に都合のいい過去を都合のいいような文章で読ませ、自分の考えの正しさを訴えるような文章。 何が大衆迎合だか。 テレビを目の敵にしている部分がある。 ニクソンはメイクの失敗でテレビ映りが悪くケネディに負けたとある。 その点新聞はじっくり主張しているから正しいと。 その一方で朝日はテレ朝とつるんで原発で恣意的だと責めたり、、、。 テレビと政治家がくっつくとポピュリズムになる。 正しい日本の姿にならん。 これはいかん。 という論調。 讀賣朝日が政府と迎合してお高いところから大衆にニュースと称して情報統制、誘導しているんじゃないの。 新聞を一所懸命読む人ほど馬鹿になる仕組みになってる。新聞をまじめに読むな、が今の教育の正解だろう。 見出しだけななめ読みして、気になった記事の事実確認はネットでソースを探ったほうがいい。今は結構情報が取れる。政府関係など。 ソースを読んで、真偽を確認、データを分析すればいいのだ。 世論調査など最低。ネットでやれ、だ。電話調査に意味はない。年寄りしか出ないだろう。自営業者も出るのかな? 讀賣の考え方がよーくわかる。俺が正しいから読者に教えてやる、まあこれくらい思い込みがなければやってられんのだろうが。 第1章 政治家の衰弱は誰のせいか 第2章 橋下現象はなぜ起きたか 第3章 大連立構想はなぜ失敗したか 第4章 ポピュリズムの理論的考察 第5章 大衆迎合を煽るメディア 第6章 日本をギリシャ化させないために 付録 「無税国債」私案
いちいち頷ける内容。 原発擁護論や衆愚政治への危惧など、自分の考えに対する裏付けが取れたような心持ちで読んだ。
社会がマスコミなどのポピュリズムによって左右されていく現実を書いた一冊。 最後は渡邉恒雄氏の考えがつまった一章がある。 原発に対する意見や名古屋の件についてはうなづける部分もあった。 私もマスコミによる渡邉恒雄像に踊らされていたのかもしれない。 この本を読んで一番びっくりしたことは、彼がとても冷静...続きを読むに物事を分析していたということ。
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