『国家の品格』や『若き数学者のアメリカ』、『名著講義』などで、
日本人の品性などを熱く語った著作を出されている藤原正彦さんの、奥様のエッセイ集。
旦那さんが、熱く駆り立て、時に激しく吹き抜ける真夏のモンスーンであるならば、
奥様は、同じ夏でも、高原を闊達に流れる一陣の風のような、なんて。
それで
...続きを読むもどこか同じ「匂い」を感じるのはやはり、ご夫婦だからでしょうか。
厳格な?旦那さんに対して、これでもかと言うくらいに「けしからん」言い様をしてますが、
それがまた愛情に満ち溢れていて、読んでいて心地よく感じました。
”『大学を出てから伸びる子』を育てよう、と言って三人をこれまで育ててきたんじゃないか。”
全部とは言いませんが、どこかの価値観があっていないと、夫婦であるのは厳しいのかと、
個人的には、お金と教育に対する考え方くらいかな、、とは思っていますが。
さて、題名の「悪夢」が意味するところは、、?