岩下尚史の作品一覧

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作品一覧

2017/03/31更新

ユーザーレビュー

  • 名妓の夜咄
    コンプライアンスとは誰のためにあるのですか
    各々が己の中に節度と良識を持たなくなった現代に
    奥ゆかしく誇り高く芸事に励む花柳界の記録を
    よくぞ残してくれました
    平等を求める代わりに不自由になった今
    厳しくも豊かだった昔をうらやましく感じました
  • 直面(ヒタメン)三島由紀夫若き日の恋
    「三島由紀夫の本」とでも言えば、高名な作家であった三島由紀夫が綴った何かであると思うであろう。が、本書は「三島由紀夫の本」とは呼び得るのだが、「“三島由紀夫”という筆名で作家活動をしていた平岡公威を知る2人の女性の回顧談を軸に展開する実録」というような内容なのだ。
    平岡公威(ひらおかきみたけ)という...続きを読む
  • 花柳界の記憶 芸者論
    芸者=神代の時代の精神を具現化した存在  という起源論から始まり、常につきまとう性的サービスの提供者、下賤な職業、哀れな女達というステレオタイプに異を唱える。

    宮尾文子の小説を読んでから、芸者の人生に圧倒されて興味を持っているが、美貌と芸と才覚にあふれた女性なら政界財界を手玉に大活躍したであろうし...続きを読む
  • 大人のお作法(インターナショナル新書)
    ハコちゃんこと岩下尚史の新書「大人のお作法」が今時のマナー本かと思わせる表題に反し、飄々とした語り口のようで、同時代に共感者を得られず、自分の理想とする大人像も実践できなかった忸怩たる作者の魂の叫びとしか読めない。凄い深読み出来る本。
  • 花柳界の記憶 芸者論
    面白く読んだ。古代の巫女の話から、吉原が源氏物語に連なる王朝文化の再生装置であり神々の振る舞いを演じる場所であったという論の考察の深さには唸った。現在の娼妓ではない芸者は昭和も戦後になってからの話でそれまでは娼妓と芸者の二枚看板であった「不見転 みずてん」芸者も法の目をかいくぐり幅を利かせていたのだ...続きを読む

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