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宴席とはグルメ談義をする場にあらず。歌舞伎を一人で見に行くほどの野暮はなし。銭金を貯め込む算段よりも、まずは散じる喜びを知れ。花柳界、伝統芸能に通じ、本当の遊びをする紳士たちを見てきた著者が、客のもてなし方、芸への向き合い方、洋服の決まり事などを指南。いつまでも「子ども顔」の現代の大人たちに、今では誰も語ることがなくなった「大人のお作法」を教えます。
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Posted by ブクログ
「大人のお作法」
最近テレビでよく見る岩下尚文のエッセイである。落語のような語り口が面白い。
内容は料亭から芸者、食通、歌舞伎など自分が見聞きした古き良き昭和の時代の花柳界でのものの見方、考え方が語られている。そして、その心意気の一部は昭和の時代に影響を与えていたように思える。
1961年生まれと言うからそれほど年齢差はないので、男の生き方としての矜持はなるほど確かにそうだと言う点もある。しかし、服装についてあれこれ蘊蓄を傾ける点は住む世界があまりに違うのでとてもついて行けない部分があるが興味深い。
また、文章(言葉)自体にも特徴があり、既に使われることなど滅多にない言い方(死語といってもいいかもしれない)をしている点も楽しめる。「ちょちょら」なんてここ40年間聞いたことがない。
特殊な世界とはいえ、昭和の雰囲気を今に感じられた。
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