伊藤貴麿の作品一覧

「伊藤貴麿」の「西遊記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 西遊記 上
    4.8
    1~3巻946~1,012円 (税込)
    花果山の石から生まれた孫悟空は、72通りの変化の術を使って、縦横無尽の大活躍。インドへ経典を取りに行く三蔵法師を助け、数かずの妖魔を退治しながら冒険の旅を続ける。〈改版〉

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ユーザーレビュー

  • 西遊記 上

    Posted by ブクログ

    グーテンベルクの活版印刷が発明された15世紀頃に中国の作家、呉承恩が西遊記を出版した。紙の本の文化が始まった瞬間にこんな凄い名作が出来るなんて凄い。

    呉承恩(ゴショウオン) 1500-1582中国の明代の作家.字は汝忠,号は射陽といった.江蘇省淮安の出身.少年のころから秀才の誉れは高かったが,文官試験にはなかなか通らず,官吏になったのは, 60歳を過ぎてからであった. 6年ほどで職を退いて郷里に帰り,詩と酒を友にして余生を送ったという.  


    伊藤貴麿(イトウ・タカマロ) 1893-1967神戸生まれ. 1920年,早稲田大学英文科卒.浜田広介らとともに童心主義作家の時代に活躍した.中国文

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    2025年02月28日
  • 西遊記 下

    Posted by ブクログ

     妖魔との戦いで足止めされるのもあってか、まる14年かけてようやく天竺へ到着。悟空ばかり活躍していたが、沙和尚もちゃんと並みの人間に比べると強かったのね。八戒みたいにもうちょっとアクが強くても良かったのに。戦いの最中に妖魔が「ちょっとお腹が空いたんで、朝ごはん食べてくる」って感じで、一時休戦するのが笑える。しかし、菩薩たちは乗り物のケモノに逃げられすぎでは?みんな和尚にされた話が特に面白かった。
     楽しい旅だった。読んで良かった。

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    2022年06月19日
  • 西遊記 中

    Posted by ブクログ

     古典は間違いないとはこういうことか。大筋は旅の道中に妖魔に出くわし、撃退していくという単純なストーリーの繰り返しにも関わらず、こんなに面白いのはなぜなのか。
     三蔵は悟空がこんなに毎回頑張ってるんだから信じてあげて、と思ってしまう。毎回パターン化しているのに八戒の言葉にすぐ惑わされるし、師匠ならしっかりしてくれ。笑 沙和尚だけ影が薄いのが気になる上、紅孩児や独角兕、特に八戒のイメージが昔読んだマンガ『最遊記』の設定に引っ張られてやや混乱する。

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    2022年06月05日
  • 西遊記 下

    Posted by ブクログ

    物語自体はやっぱり面白い!!  決して完璧な存在とは言い難い4人の主人公の姿に何とも言えない愛情のようなものを感じました。  ホンモノの三蔵法師がこの物語に描かれているような軟弱 & 優柔不断 & 世話の焼ける人物だったのかどうかは甚だ疑問だとは思うけれど、逆に言えば現代の世界史の教科書にも名前が載るような偉人が、とっても親しみやすい人物になっているのも魅力だと感じました。

    彼らの道中に立ちふさがる妖怪たちは言ってみれば「仏教の教えを知らない野蛮で原始的で動物的」な人間のことだったのかもしれないし、そうであったならば、どんな宗教にありがちな「未開な人たちを感化する」というシナ

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    2011年09月23日
  • 西遊記 中

    Posted by ブクログ

    物語自体はやっぱり面白い!!  決して完璧な存在とは言い難い4人の主人公の姿に何とも言えない愛情のようなものを感じました。  ホンモノの三蔵法師がこの物語に描かれているような軟弱 & 優柔不断 & 世話の焼ける人物だったのかどうかは甚だ疑問だとは思うけれど、逆に言えば現代の世界史の教科書にも名前が載るような偉人が、とっても親しみやすい人物になっているのも魅力だと感じました。

    彼らの道中に立ちふさがる妖怪たちは言ってみれば「仏教の教えを知らない野蛮で原始的で動物的」な人間のことだったのかもしれないし、そうであったならば、どんな宗教にありがちな「未開な人たちを感化する」というシナ

    0
    2011年09月23日

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