作品一覧

  • 一身上の怪異 1巻
    完結
    3.0
    全1巻1,210円 (税込)
    日常の小さな怪異。それは時に恐ろしく、時にファンタジー、時にはSFのような…。人間が一番怖いのは人間、でも一番愛おしいのも人間。時代も空間も様々な舞台で展開する心に沁みる読切ショート作品集。
  • ヒャッケンマワリ
    完結
    4.4
    全1巻968円 (税込)
    「阿呆列車」はじめ数多くの随筆、「冥途」はじめ短編小説で21世紀でも大人気の内田百けん(「けん」の文字は門がまえに月)をめぐるエッセイコミック。漱石・芥川はじめ文豪達や鉄道・飛行機・震災・飼い猫まで全25篇収録。

ユーザーレビュー

  • ヒャッケンマワリ

    Posted by ブクログ

    内田百閒の随筆や小説,ヒマラヤ山系氏の随筆を基に,内田百閒その人を描いた25編の漫画からなる短編集.足かけ8年にもわたって連載し続けられたようで,初期と終盤では若干トーンの違いもあるように感じられたのだが,作者の百閒先生への愛情が感じられ,同じように百閒先生が大好きな私にはたまらない一冊だった.いや,たぶん,百閒先生のことを知らなくても楽しめると思う.

    0
    2017年10月30日
  • ヒャッケンマワリ

    Posted by ブクログ

    内田百閒の作品やエピソードを漫画化。百閒の作品は知っているものの、その人柄や性格は知らないため楽しんで読めた。怪異に遭遇した経験や飼い猫を探すエピソードが良かった。

    0
    2025年10月16日
  • ヒャッケンマワリ

    Posted by ブクログ

    内田百閒が好きという作者が、毎回内田百閒の作品や、人となりを伝えるエピソードを盛り込んで描いた連作エッセイ漫画。
    内田百閒は明治生まれで、晩年の夏目漱石に師事し、大正から戦前戦後の昭和にかけて、大学の独逸語の教授職などもしながら、小説と多数の随筆を残した作家。
    内田百閒自体に興味はあったものの、本を読むまでには至っていなかったので、この漫画を読んで面白そうなら読んでみようと思い手に取った。

    面白い!勿論、漫画自体も面白いが、内田百閒という作家も面白いに違いないと思えるほどに面白い。

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    2023年02月26日
  • ヒャッケンマワリ

    Posted by ブクログ

    飄々とした阿房列車の百閒と、そうありたいけれども涙をとめることができないノラや、東海道刈谷駅の百閒と。この百閒の2面のブレが上手く描けてるような気がする。文章で書くと硬くなりすぎるのかな。マンガってふだんあまり読まないんやけど、これはマンガで書く意味のあるマンガやな。

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    2018年03月21日
  • 一身上の怪異 1巻

    Posted by ブクログ

    47篇の短編集。短編というより掌編だよね、と思う。

    内容は、どれも人間関係の機微を、わかりやすそうでわかりにくく、それでも万人に刺さるものがあるという、これがいい!と大見得切って言うには難しい雰囲気。
    それぞれの掌編の「刺さる」が、読んだ人それぞれで違うものがあって、それは「刺さる」深さだったりするんだろうな、と思います。

    琴線に触れるのか、心胆震わすのか、鳥肌が立つのか、肌が粟立つのか。

    読んだ人の数だけ、違う感動が生まれるのだろうけども、共通の感覚が根底にないといけないのかな。読む人を選ばないけど、読む人は選ばれてしまうかもなぁ、というような不思議な感じの一冊。

    感情を仄めかす。そ

    0
    2025年08月30日

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