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「阿呆列車」はじめ数多くの随筆、「冥途」はじめ短編小説で21世紀でも大人気の内田百けん(「けん」の文字は門がまえに月)をめぐるエッセイコミック。漱石・芥川はじめ文豪達や鉄道・飛行機・震災・飼い猫まで全25篇収録。
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Posted by ブクログ
内田百閒の随筆や小説,ヒマラヤ山系氏の随筆を基に,内田百閒その人を描いた25編の漫画からなる短編集.足かけ8年にもわたって連載し続けられたようで,初期と終盤では若干トーンの違いもあるように感じられたのだが,作者の百閒先生への愛情が感じられ,同じように百閒先生が大好きな私にはたまらない一冊だった.いや...続きを読む,たぶん,百閒先生のことを知らなくても楽しめると思う.
内田百閒の作品やエピソードを漫画化。百閒の作品は知っているものの、その人柄や性格は知らないため楽しんで読めた。怪異に遭遇した経験や飼い猫を探すエピソードが良かった。
内田百閒が好きという作者が、毎回内田百閒の作品や、人となりを伝えるエピソードを盛り込んで描いた連作エッセイ漫画。 内田百閒は明治生まれで、晩年の夏目漱石に師事し、大正から戦前戦後の昭和にかけて、大学の独逸語の教授職などもしながら、小説と多数の随筆を残した作家。 内田百閒自体に興味はあったものの、本を...続きを読む読むまでには至っていなかったので、この漫画を読んで面白そうなら読んでみようと思い手に取った。 面白い!勿論、漫画自体も面白いが、内田百閒という作家も面白いに違いないと思えるほどに面白い。
飄々とした阿房列車の百閒と、そうありたいけれども涙をとめることができないノラや、東海道刈谷駅の百閒と。この百閒の2面のブレが上手く描けてるような気がする。文章で書くと硬くなりすぎるのかな。マンガってふだんあまり読まないんやけど、これはマンガで書く意味のあるマンガやな。
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