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  • 警視庁 生きものがかり
    3.6
    警視庁生活安全部生活環境課環境第三係――絶滅のおそれのある動植物の密輸・売買事件の捜査をする、この係を人はこう呼ぶ――「警視庁の生きものがかり」!「カメもサルもワニもレッサーパンダだってオレが守る!」「動物愛」なら誰にも負けない、「愛」あればこそ、仕事に燃える「生きものがかり」の大活躍を描く、笑いあり、怒りあり、涙もちょっぴりありの感動必至のノンフィクション!

ユーザーレビュー

  • 警視庁 生きものがかり

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    警察のルポはどうしても異世界の話のような気がしてしまう。が、この本に出てくる人は生き物の売買をする人も密輸密猟をする人も、どう考えても手間暇かかるものを扱っており、どこか「動物が好きな気持ち」に歯止めが効かなかったからなのだ…と考えると同じオタクとして親近感が湧きまくる。そして自然環境を守るおまわりさん…と思うとホッと心が和んでしまうのだった。

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    2024年11月20日
  • 警視庁 生きものがかり

    Posted by ブクログ

    生きものがかりと書くとほのぼのした雰囲気だが、内容は「プロのお仕事」だった。警察は本当に大変だし、持てる力を総動員して事件にあたる姿は頭が下がる。
    得意技を持つ、地道に続けるというのは、他の仕事でも参考になる心構えだと思う。

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    2023年10月18日
  • 警視庁 生きものがかり

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    絶滅のおそれのある動植物の密輸・売買事件などを捜査する警視庁生活安全部生活環境課環境第三係、通称「警視庁生きものがかり」に所属する「生きもの事案」のエキスパートである著者が、その携わってきた事件やエピソードをまとめている。
    種の保存法などは知識としては知っていたものの、あまり警察と結びつけて考えたことがなかったが、警察の仕事にこのような「生きものがかり」ともいえる分野があったのかと、興味深く通読した。「生きもの事案」は、殺人や窃盗などと比べると地味な印象を持ちがちだが、それを取り締まることは、我々の生活の基盤である生物多様性の保護につながる非常に重要な任務であるということを感じた。また、様々な

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    2019年06月13日
  • 警視庁 生きものがかり

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    ネタバレ

    警視庁生活安全部生活環境課環境第三係、通称「警視庁の生きものがかり」、取引や譲渡、飼育などが規制されている生きもの事犯を扱う警察官のドキュメント。種の保存法、ワシントン条約、外来生物法、外為法、関税法、さらには詐欺罪まで適用して事件化していく姿に警察のプロ意識を感じた。
    生きもの好きというだけではなくて、専門家とのつながり作り、関連機関との連携など、専門捜査官ならではの強みだろう。
    密輸された生物は原産国に戻してはいけない。異なった環境で病原菌や寄生虫の影響の可能性を受ける以上、元の環境にとっては外来種になってしまうという故千石先生の熱血など、勉強になった。
    法規制そのものの新しさによる弱さ、

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    2018年05月26日
  • 警視庁 生きものがかり

    Posted by ブクログ

    ご自身も動物を愛する元警察官の著者による、主に密輸や盗難事件に関わる奮戦記。
    薮の中になりがちな動物に関する捜査は、ペットショップ関係者や動物園の飼育員、生物学者など、人の縁によって支えられているのだなと感じます。

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    2018年02月25日

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