作品一覧

  • 上流から下流まで生成AIが変革するシステム開発

    上流から下流まで生成AIが変革するシステム開発

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,860円 (税込)
    システム開発の上流から下流まで生成AIを活用して、正しいシステムを効率よく実現するための本です。 本書の特徴は、システム開発(言い換えれば、ソフトウェアによる問題解決)の過程に生成AIを取り込んでいることです。ソフトウェアによる問題解決には、 - 問題をはっきりさせる - 問題の解法に合意する - 解法を実装する - 実装した解法を運用する といったステップがあり、それぞれのステップに対して様々な手法が提案されてきました。生成AIによる支援もそうした手法の中に組み込まれる新しい武器となります。 本書は(1)ソフトウェア開発の各ステップが満たすべき性質を俯瞰しながら、(2)そこにどのように生成AIを組み込んでいけばよいかを説明します。
  • CODE コードから見たコンピュータのからくり 第2版

    CODE コードから見たコンピュータのからくり 第2版

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻5,060円 (税込)
    ITエンジニア必読の世界的名著が21年ぶりの大改訂! 懐中電灯、子猫、時計……一見関係なさそうな題材を取り上げながら、複雑に見えるコンピュータを単純なモノの組み合わせとして捉え、その本質に迫る。なじみ深い点字やモールス符号、機械語、アセンブラ言語、プログラミング言語などの「コード」を通してコンピュータに隠された「仕組み」を解き明かしていく。その本質を知れば、デジタル社会を理解できるだろう。 第2版では、実際のCPU、すなわちコンピュータの脳、心、魂を形成する中央演算処理装置の仕組みも説明する。本書が100ページ近く初版よりも長くなっている理由でもある。その通り、本書を読み進めるのは長い旅になる。ページを通して私と一緒に最後までたどり着ければ、CPUの内部にさらに深く潜り込むことができる。 本書は著名テクニカルライターのCharles Petzold(チャールズ・ペゾルド)著、Code: The Hidden Language of Computer Hardware and Software 2nd Editionの邦訳です。
  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識

    教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻3,190円 (税込)
    デジタル時代に活躍するための「教養」をこの1冊で身につけよう! プリンストン大学の一般人向け「コンピューターサイエンス」の講義が1冊に。 デジタル社会をよりよく生きるための知識を伝説の計算機科学者がやさしくお伝えします。 好評をいただいた第1版から2年、早くも第2版が登場です。 第1版の「ハードウェア」「ソフトウェア」「コミュニケーション」の3部構成から、第2版では「データ」を新設、4部構成となりました。 第4部「データ」では、第1版では「コミュニケーション」に含まれていた「データと情報」「プライバシーとセキュリティ」が移設・補強されるとともに、「人工知能と機械学習」が加わりました。 第2部「ソフトウェア」の「プログラミングを学ぶ」では、第1版でのJavaScriptでの説明に加えて、Pythonを用いた説明も加わりました。 また、コロナ禍によるデジタル環境の加速について追記されるなど、全面的に内容が見直されています(末尾の目次をご覧ください)。 私たちの身の回りには、情報機器があふれています。そうした機器を使いこなしてデジタル社会をよりよく生きるためには、コンピューターやソフトウェア、インターネット、さらにはデータに関する知識が欠かせません。本書は、パソコンやスマホをはじめとするコンピューターや、ネット、ウェブサイトがなぜ動くのか、データの扱いを含めどう安全に使いこなせばいいのかを、理系・文系を問わない「一般の人」を対象に、イチからやさしくお伝えします。
  • 小学生からはじめるわくわくプログラミング2 Scratch 3.0版

    小学生からはじめるわくわくプログラミング2 Scratch 3.0版

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,090円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Scratchプログラミングをこれから楽しんで学びたいお子様に向けた、人気定番書の改訂版(Scratch 3.0対応版)です。 ■本書の特徴 ・各教科(算数、理科、総合、音楽、図工)に関連した作品(プログラム)づくりを楽しめます。科学技術の素養や論理的思考力、さらには幅広い教養を育む「STEAM(科学=Science、技術=Technology、工学=Engineering、図画工作=Art、数学=Mathematics)」を意識した作品づくりをいち早く取り入れています。 ・Scratchワークショップを2008年から運営しているOtOMO代表、倉本大資氏とScratchプログラミングの第一人者、阿部和広氏による、実践に基づいた作例と作品づくりのノウハウが取り入れられています。 ・Scratch 3.0ならではの拡張機能を作品づくりに取り入れています。特に、安価な教育用マイコンボードとして人気の「micro: bit」をScratchと連携させた応用作品についても説明しています。 ・プログラミング未経験者のお子様(小学3年生以上を想定)が本書を読みながら作品づくりを楽しめます。 ・プログラミング教育やSTEAM教育に関心を持つ保護者や先生が、お子様と一緒にプログラミングを初めて学ぶのに適しています。 ・Scratchの開発を率いる米MITメディアラボ教授のエッセイとインタビューを掲載。なぜ、いま、プログラミングが重要なのかがわかります。
  • ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則

    ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻2,200円 (税込)
    子どもたちを真のデジタルネイティブである「クリエイティブ・シンカー」(創造的思考力・発想力を身に付けた人)に育てるにはどうしたらよいのか――。 そのために、大人たちはどのように振る舞えばよいのか――。 プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」の開発者が世に問う、人生100年時代の新しい教育論。 世界が、子供だけでなくすべての人にとっての創造的な思考と学びの大切さについて理解し始めるにつれ、メディアラボにおけるミッチの役割とライフロング・キンダーガーテン・グループの取り組みは、ますます重要になっています (中略) ミッチが掲げる4つのPの原則(Projects, Passion, Peers, Play)は、メディアラボの大学院生の教育プログラムはもとより、世界中で数百万の子供たちが利用しているプログラミング環境(言語でありコミュニティでもある)スクラッチ(Scratch)の基盤となる考え方です。 (中略) 私の願いは、この本が「急速に変貌する世界で生き残るためのコンパス」としての役割を果たすことです。 ――日本語版序文より この本は、子供、学び、創造性を気にかける人たち、子供たちのために玩具やアクティビティを選ぼうとしている保護者たち、生徒が学ぶ新しい方法を探している教育者たち、新しい教育体制を取り込もうとしている学校管理者たち、子供のための新しい製品やアクティビティを生み出そうとしている開発者たち、あるいは単純に子供、学び、そして創造性に興味を持つ人たちに向けて書かれています。 ――第1章 創造的な学びより
  • ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え

    ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻2,640円 (税込)
    バグのないコード(ゼロバグ)を書くことは本当に可能なのか? もし正確な仕様が与えられるなら、その答えは「はい」だ―― 本書は、高品質なコードを書くための具体的なレッスンを、「78の物語」として幅広く、かつ、とても興味深く提示します。 原著は「全プログラマが読むべきだ」「良いプログラマになるなら、本棚に入れておくべきだ」などと評された話題の書籍『Zero Bugs and Program Faster』です。 「できるプログラマ」は過去のコードから学ぶ! ! ――ビル・ゲイツ、リチャード・ストールマン、エドガー・ダイクストラ、ドナルド・クヌース、ドンキーコング、Linuxカーネルなどのコードが教訓とともに掲載されています。 ■「解説」から抜粋 「バグを減らすため」「生産性を高めるため」であれば何でもアリの、多種多様なトピックが並べられています。それぞれの技術が生まれた時期も普及した時期もバラバラです。 先頭から読み進めていくと、時代もトピックもジェットコースターのように目まぐるしく変わっていきます。 逆に言うと、特定の時代、特定の対象、特定の手法ではなく、ソフトウェア工学の知見を広くカバーしています。 ソースコードも、多種多様な言語の、いろいろなドメインでのソースコードが紹介され、そこでの問題点や工夫された点が解説されていきます。 頭から順番に読んでいってもいいでしょう。えいやとページに指を入れてそこを読んでもいいかもしれません。1日1章のペースで読んでもいいですし、最初から最後まで一気に読んでしまってもいいでしょう。
  • 小学生からはじめるわくわくプログラミング2

    小学生からはじめるわくわくプログラミング2

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻2,090円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プログラミングを継続して学びたい小学生向けの学習書です。 『小学生からはじめるわくわくプログラミング』に続けて Scratchプログラミングを楽しみたい方に最適です。 教育用ブロックプログラミング環境Scratch(スクラッチ)の最新版、 「Scratch2.0」を使いながら、小学校の教科に関連した作品(プログラム)を 楽しく作成していくことで、「自分のアイデアを表現する力、姿勢」を身に付けましょう。 かわいいネコのキャラクター「ニャタロ~」、 図画工作が得意な「アートン」「クララー」たちと一緒に、 親子で楽しみながら、創造力、論理的思考力、共創力を 継続して育みましょう。 ■特徴 ・Scratchワークショップを2008年から運営しているOtOMO代表、倉本大資氏と  Scratchプログラミングの第一人者、阿部和広氏による書下ろし ・教科(算数、理科、総合、音楽、図工)に関連した作品(プログラム)づくり ・最新版「Scratch2.0」(オフラインエディターを含む)に対応 ・Scratchの開発を率いる、MITメディアラボのミッチェル・レズニック教授らによる  プログラミング教育に関する最新エッセイ

ユーザーレビュー

  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識

    Posted by ブクログ

    内容は体系的かつ非常にわかりやすい
    資格取得のための勉強よりも、実態がわかりやすかった
    ただし、技術的な説明において図が少ないため、別途画像検索を併用した方が、わかりが良い

    0
    2024年06月16日
  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識

    Posted by ブクログ

    # 1周目 読み終えた

    「コンピューターサイエンス講義」というタイトルよりも、横に少し小さく書かれている「今こそ知っておくべきデジタル世界の基礎知識」の方が内容をよく表している。特にプライバシーとセキュリティについての警句が各所に置かれているので、コンピューターとインターネットに触るのが少し怖くなるくらいだった。インターネットが怖く思えるのは、最近はすっかり薄れていた感覚で、知らずに麻痺していたのが解けたようだった。

    ## 14章を読んだ ➤ 次にくるものは?

    締めくくりの章。ここまで読んでくればおそらくは予想がつくとおり、決して技術の発達によって未来が明るくなるような楽天的な予想をしていない。まだ未解決の問題がたくさん残っている。それらを残したままより良い方向へ進むには無理があるように思える。コンピューターは今のままでも十分面白いものだけど、まだまだ改良の余地はあるだろうし、ここでストップしてしまうようなことは望まれない。そうはあってほしくないと思う。

    ## 13章を読んだ ➤ プライバシーとセキュリティ

    この本では何度もプライバシーとセキュリティについて注意喚起されてきた。コンピューターサイエンスと題している本だが、本当に伝えたいことはコンピューターの細々とした仕組みについてではなく、これらではなかったのかとさえ思える。プライバシーとセキュリティは同一視されやすい。プライバシーが漏洩することは危険でもある。セキュリティーを確保することははプライバシーを守るためにも役に立つ。両者を守るためにも必要不可欠なのが暗号の技術であり、そこに注目している。暗号アルゴリズムの重要性は色んな所で耳にするが、ようやく、初めてその重要性を感覚的に理解できたかもしれない。

    ## 12章を読んだ ➤ 人工知能と機械学習

    多くのメディアが賛美する近年のAIに関わる動向について、やはり誇大広告が紛れ込んでいると見る立場のようだ。そうであると分かっていても、これだけ持ち上げられたら無関心を保つことは難しい。中立的でありながら、なんとかうまく溶け込めるようになりたいものだ。短い章ではあるが、ざっくりと現状がどうなっているのかを知ることができた。

    ## 11章を読んだ ➤ データと情報
    検索エンジンから話が始まる。そしてトラッキングに関する警告につながっていく。インターネットでの活動は必ず追跡されている。それはやはりプライバシーの観点から望ましくない。そもそも収集されたデータは何に使われるのだろうかというと、広告のために利用されるのが主で、そのために売買されているようだ。それ以上の悪いことにも利用されている可能性もある。トラッキングから少しでも逃れるために、意識的に対策を行わないといけない。ささやかながら普段の行動を変えることで、できることもある。

    ## 10章を読んだ ➤ ワールド・ワイド・ウェブ

    セキュリティに関していくらか楽観的な自分でも強い不安を覚えるくらいに、Webの負の側面が強調されている。公共の場の無線LANサービスなんかは絶対に使わないでおこうと心に決めた。

    いつからか、Webを利用する上でのプライバシーをあまり考えなくなってしまっていた。Webブラウザはほぼデフォルト設定のままで、JavaScriptは実行し放題、唯一入れているプラグインはDuckDuckGoのプライバシーガードのみになっている。一番確実な手段はネットワークケーブルを引っこ抜く、あるいはWi-Fiのスイッチをオフにしてしまうことだろう。それでは不便極まりないので、少しずつ制限を弱めていくと、どこかで妥協点が見つかるはずだ。その妥協点は本当に安全なのかは全くわからない。インターネットに接続している時点で、そうでない場合と比較にならないくらい、コンピューターは危険にさらされている。そんな中でできることなどたかが知れているのではないか、そんな諦めがあった。Webブラウザに対する信頼もある。ここ何年かの間で、Webブラウザはさらに洗練されてきた印象を受ける。きっとこのWebブラウザならそんなに間抜けなことはしないだろうと安心して使っていて、実際に目に見えるような形で問題に遭遇したこともない。昔はもっと懐疑的であった。時代が変わってWebの安全性は少しは改善されてきたのかと思って懐疑心は薄れてきていた。しかし、安全になったようなことなど全くないようだった。残念なことだ。

    ## 9章を読んだ ➤ インターネット

    インターネットは重要だ。いくらネットワークの社会インフラが整っていても、コンピューターでそれを活用できなければあまり意味がない。インターネットにつながっていないコンピューターもあまり面白みがない。20年くらい前のゲーム機なんかはネットワークにつながってなくても面白いものではあった。それは、コンテンツがインターネット以外の媒体で提供されているからあまり問題にならなかったのだろう。PCにはコンテンツがほとんど含まれておらず、インターネットから入手することが前提となっていたところがある。今や、インターネットにつながらなければWindowsはライセンス認証すらできなくなっている。もはやコンピューターとインターネットは切り離せないもの考えて良い。

    インターネットを支えるソフトウェア技術はTCP/IPであり、重要性が強調されている。ネットワークプロトコルは階層化されている。ある階層のプロトコルはその他については一切関与せずに、愚直に自分のことだけをこなしていく。このモデルは大成功した。今のところほとんど完璧に機能しているとみなしてもよく、裏舞台で実験されていたとしても、表立って新しいモデルに置き換えようという動きはない。TCP/IPについてしっかり学んでおくことはまだ当分の間、必須科目であり続けるのだろう。

    ## 8章を読んだ ➤ ネットワーク

    古来から人力でどうやって遠く離れた場所に情報を伝達してきたか、それから機械を使うようになって、電子を使った手段に発展してきた。ネットワークは技術的な課題だけではなく、個人、企業、政府、その他の団体にまたがって、社会的な課題も含んでいる。特にコンピューターの利用に関わる話題として、無線ネットワークの実現に注目する。携帯電話の利用は当たり前になりすぎて、つながるのが当然のような感覚でいるが、背後では複雑なことが行われていることを忘れないでおきたい。

    ## 7章を読んだ ➤ プログラミングを学ぶ

    JavaScriptとPythonを少しやってみる。意外なことに、これまでになく平凡な内容だった。プログラミングの経験のない人にとっても特別に優れたガイドではなさそうだし、経験者にとっても特別に得るものが多いわけでもなさそうに思えた。もしプログラミングの講師をするなら言語はPythonを選択するそうだ。もし自分が初めてプログラミングの講座を受講するなら、ラズパイで電子工作をPythonで学びたい。Webブラウザの環境よりも遥かにプログラミングをしてコンピュータを操っている実感が得られる。Arduinoでももちろん良い。問題は楽しいと思えるかどうかだ。オンラインコンパイラではプログラムが動作しときの楽しさが激減してしまうのが問題だ。

    言語を学ぶだけのか、プログラミングを学ぶのかにより適した材料に違いはあるだろう。Webの偉大さは認識しているつもりだ。それでも、Webプログラミングが最初に学ぶべきものなのかどうかには否定的な立場を取る。JavaScriptが最初の言語として優れているようには見えないというのもある。Pythonが広く利用されているのは、機械学習やその他のAI技術やデータサイエンスなど、そういった技術的な背景があるからであって、Python自体が特別最初の言語に向いているわけでもないように思う。Pythonを学ぶ人すべてがAIやデータサイエンスに関わりたいわけではないだろう。かといって、他に良い言語があるわけでもないので、別にそれで不利益があるわけでもない。

    ## 6章を読んだ ➤ ソフトウェアシステム

    OSとアプリケーション。OSの役割について、なぜ必要なのか、何を行っているのか。汎用化が進んでいる。特殊目的のハードウェアであっても、新たに専用のOSを開発するコストを差し引くと、Linuxなどを採用するケースが多くなってきている。現代普及しているOSは、Microsoftのものを除くと、ほとんどがUnix系列になっている。これは少し寂しい話だ。アプリケーションはWordがよく引き合いに出されてきた。ここではWebブラウザーが取り上げられている。Webブラウザーの役割がOSに近いところがあるからだ。WebブラウザーをOSとするコンピューターシステムのようなアイデアをありがちだが、実現しないのだろうか。ChromeOSの存在が気になる。

    ## 5章を読んだ ➤ プログラミングとプログラミング言語

    アセンブリ言語と高級言語。知的財産権。オープンソースソフトウェア。どれも自分にとって重要な話題だった。まったく目新しい話題であるわけではない。プログラミングを始めてから、少しずつ経験を積むにつれて、最後にはオープンソース、別の言い方をするとフリーソフトウェアにたどり着くのが自然な流れであるように解釈できなくもない。それだけが唯一の正解であるなどとは思わないし、そういう意図で構成された章であるわけでもないだろう。自分の場合にはよく当てはまっているし、それで良かったと思うだけだ。プログラミング言語のようなコアなツールはオープンソースでなければ支持を得るのは難しいという主張には完全に同意する。

    ## 4章を読んだ ➤ アルゴリズム

    アルゴリズムは料理のレシピのように例えられることがある。この例えはイメージしやすくて便利なのだが、コンピューターに仕事を依頼するレシピとしては不完全でもある。コンピューターに依頼するときは、料理のレシピのような曖昧な記述は一切許されない、融通の利かないものだ。

    線形時間 N の探索と、対数時間 log N の二分探索を比較して、対数時間アルゴリズムがいかに優れているかを明らかにする。線形探索では、データが1000増えれば1000ステップ増加する。二分探索では、10ステップくらいしか増えない。10億増えても30ステップしか増えない。データが多くなるほど対数アルゴリズムの優位性は際立つ。ソートアルゴリズムについてもO(N^2)とO(N logN)では大きな違いが出てくる。最後にP=NP問題について触れられていている。

    ## 3章を読んだ ➤ プロセッサーの内部

    プロセッサーの動作をシミュレートする、おもちゃのコンピューターを使って解説が進められる。アセンブリ言語の経験があるのなら馴染み深いものだ。おもちゃではあっても、その原理は変わらない。フェッチ、デコード、実行の処理サイクルは本物のコンピューターと同じである。本書で強調されていることに、命令もデータも同じようにメモリにロードされる、ストアドプログラム方式の流れを体験できる。プロセッサーの性能は指数関数的に向上していくことが予言されていて、そして真実となった。しかし、物理的には大きな進化を遂げながら、やはりその原理は変わっていない。単純に処理速度を向上させる単純な目標に絞ることができたのも後押しとなったのだろう。性能が上がったことによる恩恵で、単に短時間で計算が行えるにとどまらず、根本は同じことなのだが、コンピューターによっていろんなことが可能となった。この傾向はこれからも続いていくのだろうか。

    ## 2章を読んだ ➤ ビット、バイト、そして情報の表現

    二進数について。なぜコンピューターは二進数を扱うのか。アナログとデジタルの違い。どのようにして写真や音楽や動画をビットで表現しているのか。全く未知の話題ではなかった。ビットやバイトという名称の由来は何なのかなどの豆知識が披露されていて、読んでいて飽きない内容だった。

    ## 1章を読んだ ➤ コンピューターとは何だろう?

    めっちゃ読みやすい。コンピューターの発展の歴史について柔らかく語られている。自動車の基本的な構造が変化していないのと同様に、コンピューターもフォン・ノイマン型のアーキテクチャから変わっていないという対比は分かりやすい。それでいて、性能は1960年代から桁違いに向上している。基本アーキテクチャを変えることもなく、これだけの性能の向上を達成しているのはよく考えると興味深い。PCがどうなっているのか、各コンポーネントの仕組みと役割が解説されている。PC自作派の人にはおなじみだろうけど、最近はパーツで購入して自分で組む人が減ったような気がするので、こういうのも必要だろう。少なくともコンピューターに関わるなら、教養としてでだけなく、実用的な面からも知っておいたほうがいい内容だ。

    ## 0章を読んだ ➤ はじめに

    特にプライバシーの危機が強調されている。あらゆる情報、例えば、ある個人が今どこにいるとか、どんなものを買ったとか、インターネットでどんなサイトにアクセスしたとか、そういうのはすべて記録されている。そして、様々なところで売り買いされたり、悪用されたりする可能性がある。そう聞いてもあまり驚かないのは、感覚が麻痺しているからだろうか。もし、自分一人だけの情報がダダ漏れになっている、とかだと嫌な感じがするけど、世界全員がそうであるというのなら、仕方ないというか、諦めに近い気持ちになる。心理的な対策として、PCに保存されているデータはすべて見られているくらいの気持ちでいて、見られて困るような変なものは入ってこないようにしている。しかし、これはあまり健全ではないし、そういう話でもない。困るのは、本当にセキュリティが必要な、アカウントの認証情報やクレジットカードの情報なんかだろう。これらがダダ漏れになるのは流石に気分が悪い。もっと深刻なのは、セキュリティが脆弱な社会というのは、土台が不安定な上に立っている建物のようで、ちょっとしたことで崩れてしまう危機感すら感じさせる。

    ## 前書きを読んだ

    原題は "Understanding the Digital World" のようだ。本来の対象読者は、エンジニア、数学者、物理学者のような技術的背景を持つ人たちではないと書いてある。コンピューターの専門家向けの本ではないという意味で、教養と呼ぶのは誤解のない良い名前だ。

    丁寧に書かれている良い前書きなのだけど、一つだけ気になるのがある。ネットワークを介した攻撃者のことをハッカーと読んでいるが、カーニハン先生が本当にそういう文脈でその単語を使うのかどうか気になって、Google Booksを覗いてみたら本当にhackerと書いているようで、意外だった。

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    2026年02月26日
  • 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識

    Posted by ブクログ

    コンピュータサイエンスの入り口を幅広く初学者向けに解説されている。しかし、易しく理解できる分野だけではない。
    この本で学習できることは多い、有益。これだけ体系的に解説されているのはすばらしい。

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    2022年09月03日
  • ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則

    Posted by ブクログ

    Scratchを開発したMITメディアラボの著者が、どんな想いでそれを創ったのかが綴られている本。
    私が日頃子育てをする上で思っていることを書き表してくれた、この本に感謝します。スクラッチをやったことがないので、所々分かりにくい箇所がありますが、子供に創造力を持ち続けて欲しい親であれば読む価値はあると思います。
    プログラミングを学ぶことは、コーディング自体を学ぶことに非ず!プログラミングというデジタルツールを通して、以下を学ぶのが大事なのだ。このことを子供に言い続けていきたい。
    1.失敗してもいい(そもそも失敗なんてない)。思いついたらどんどんトライすべし。
    2.仲間とともに共有し、自由に遊べ。
    3.そして、たまに振り返ろう。
    (どうやって思いついた? 一番驚いたことは?それで何をしたかった?)

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    2019年07月06日
  • ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則

    Posted by ブクログ

    これは決してscratchやプログラミングの本ではなく、創造的な学びについての本。
    ティンカリング、という言葉を初めて知ったけれど、LEGOや物語を作りながらどんどん改造していくところは、息子はティンカラーなのかなと。
    もしそうだとすると(もちろんそうでなくても)子供に対して、私たち親が、息子の創造的な学びをどう伸ばしたりサポートできるか、日々の対応や環境選びなど、充分なリサーチの必要を痛感した。
    あと、子供だけではなく、私自身も、職場の同僚や部下たちも、ケーススタディにない場面に遭遇したときに解決できる策を見出すための方向性、考え方のヒントとして、得られるものが多い本だった。

    0
    2018年05月25日

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