複数の執筆者がリドリー・スコット監督について寄稿したものをまとめた本です。
文字中心、ほとんどモノクロの本ですが、一部、映画のワンシーンや撮影風景、ポスターなども掲載されています。
リドリー・スコット自体が、特定のジャンルに偏らない多様な作品が手がけているのもあって、執筆者の人選、話題も幅広いもの
...続きを読むになっています。
執筆者によって、読み味やページ数も異なりますが、適宜、箸休めのコラムも挿入されていて、一気に読んでも飽きのこない構成です。
私自身、監督の作品が好きでこの本を手にとったのですが、すべての作品を観ているわけではありません。
そのため、良質な映画ガイドとしても楽しませてもらいました。
多くの方が本書の中でも述べていますが、やはり、この監督はとにかく細かいディテールにこだわって、リアルな世界観を作る方なのだと改めて認識させられました。