大森靖子ちゃんの文章好きだなぁ。
自分の気持ちの言語化が上手。
みんな一読して損はないと思う。(一部壮絶な過去が含まれてるのに注意だけど)
全然自分とは似てないけど応援したくなるような。
ただ個人的には近くにいたら感情の起伏が外にまで出過ぎていてあまり関わらないタイプかもしれない…
アーティストとして活躍しているのを見聞きしたりライブに参戦して応援するのがちょうど良い距離感の人。
なるほど、そんな考え方があるのか、と思って読みながらメモしたフレーズを貼ってみる。
"でもライブをちゃんとフィジカルで成り立たせるホンモノが技術を習得していくほうがまだ簡単で、いくら技術を持っていてもそこからホンモノになろうってほうが難しいよ。見たことないもん。芯にトイレットペーパー巻くのは簡単だけど、トイレットペーパークルクルしたやつに芯入れるのムズくね?"
"ばいきんまんみたいに強くなりたいな。負けても負けても何回吹っ飛ばされてもめげずにメカをつくってつくるたびぶっ壊されて、分身できる機械とかどこでも潜れる乗り物とか、アンパンマンをやっつけるために生きてたら結果的にすごい乗り物つくっちゃいましたーみたいなの最高なんだよな。でも壊されて、またつくって。好きな女(ドキンちゃん)には別の好きな男(しょくぱんまん)がいるのに、ほしいものぜんぶあげようとするし、愛想つかさないし。なんて報われないやつ……と思ったけど、バイキンマンは好きな女と同棲してるんだった。"
"絶望というそのものに、希望的側面があるからそこまで嫌いではない。"
"何か変わるかもしれなかった日に
何も変わらなかったことは絶望だから、平穏は平和ではない。"
"ゴッホのひまわりには陰影がない。なのに立体的でどっしりとした生命の迫力がある。ゴッホは日本の、物の陰影が描かれていない浮世絵を見て、日本は陽の光の強すぎるとても暑い場所で、光が溢れすぎていて逆に影がないのだと勘違いし、感銘を受けたと言われている。なんてぶっとんだロマンチスト。つんく♂さんみたい!目に見える陰影をあえてないものにすることで、目に見える光だけではないこの世界に溢れる光を表現したゴッホの豊かな光る黄色の素晴らしさ。陰影がなくても闇がある。闇があれば光は描ける。"
"それに対してラッセンは軽い。めっちゃ軽い。闇とかない。絶対に人が溺れない楽園のような海。隅々まで描写された写真のようなタッチで筆跡を感じさせない、目に見える陰影を書き写すタイプのリアリズム。眼球よりカメラのレンズに近いのではないか。"
"クズのまま光るんだよ。自分の理想の自分になるの待つほどの時間は、人生にはないんだから。"
"油絵の、あの何回も描きたい美しさにたどりつくまでに絵具を重ねた、いちばん上の層に下の層の色が効いてきている色がめっちゃ好きで。"
"私は、絵を描くように歌をうたいたい。声も、詞も。"