ジェイン ハーパーの作品一覧

「ジェイン ハーパー」の「潤みと翳り」「渇きと偽り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 潤みと翳り
    3.4
    1巻1,342円 (税込)
    企業の研修キャンプで森に入った5人の女性。戻ってきたのはそのうち4人だけだった……。連邦警察官フォークが辿り着く真相とは
  • 渇きと偽り
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    干ばつに苦しむ町で発生した一家惨殺。ある理由で20年ぶりにこの地へと戻ってきた警官フォークは、事件の犯人と目されている亡き友人ルークの汚名を晴らすべく捜査をはじめる。果たして真相は? オーストラリアでベストセラーとなった、新鋭による抒情あふれるフーダニット。

ユーザーレビュー

  • 渇きと偽り

    Posted by ブクログ

    これはおもしろい。
    処女作というからこの作家の次の作品が楽しみ。

    設定としては過去の事件と、それが尾を引いて起きたかのように見える現在の事件というありがちなものではある。
    決して新しさはないが、過去の謎と現在の謎をうまくオーバーラップさせているし、そこかしこにあやしさをちりばめながら徐々に真相にせまっていく感じがとてもうまい。
    何より、人物を描くのがうまくキャラが立っている。地元の警官レイコーには一瞬で好感を抱き、その誠実さに打たれ事件の解決を応援する気持ちで事件の展開に夢中にさせられた。

    0
    2019年03月11日
  • 渇きと偽り

    Posted by ブクログ

     原題は"The Dry"。なので邦題も『渇き』だけの方が良かった。完結なタイトルは好みなのだ。

     オーストラリア発の邦訳作品は滅多に手に入らないので、南半球ミステリとはかなり興味深い。ここでの『渇き』とは、ずばり乾燥のことである。オーストラリアでは雨に恵まれず長期的な干魃に身まれた挙句、大規模な山火事に発展することもあると言う。雨と湿度の多い日本に住んでいるぼくらには想像すべくもない水不足事情の下で本書はスタートする。

     幼い子供まで含めた農場の一家惨殺という衝撃的な開幕の地に、かつてこの土地を追いやられた主人公が帰郷する。捜査官として経歴を積んだ主人公の心中で、かつ

    0
    2018年01月26日
  • 渇きと偽り

    Posted by ブクログ

    面白かったー!今年のわたし的ベストミステリ暫定1位に、突如躍り出てきた。オーストラリアと言われたら、コアラとかアウトドアスポーツとか大自然とかのステレオタイプなイメージしか持ち合わせていない貧弱な私の脳にとって、衝撃の旱魃。
    暗さと重さも大変に素晴らしい。人物造型○、ストーリー展開○、余韻○。
    閉塞感と、一抹のセンチメンタルもよく出ている。

    0
    2017年08月09日
  • 潤みと翳り

    Posted by ブクログ

    前作より面白かった
    前作とのつながりを感じる部分が散りばめられていたのと、結末が前作よりすとんと落ちた
    各登場人物の背景なんかも前作より練られていたように思った

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    2023年02月05日
  • 潤みと翳り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アーロン・フォークの第二弾。
    最後に何かどんでん返し的なことがあるかと思ったが、そうでもなかった。
    現在と、キャンプの話が交互に出てきて、最終的に謎がとける。
    母と子の関係、SNSでのトラブル、そっちの方が気になってしまった。
    レベッカ立ち直って!

    0
    2022年11月07日

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