大滝瓶太の作品一覧
「大滝瓶太」の「その謎を解いてはいけない 蛇怨館の殺人」「SF雑誌オルタニア vol.1 [現実以外]edited by Sukima-sha」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
どのようにして「小説」という現象が発生しているのか? 文芸表現を「自然現象」として捉えることはできないか、という発想が、私にはなかった視点で面白かった。
カフカ作品が分子シミュレーションに似ているとか、円城塔作品はカオス理論に似ているとか。
読みやすい小説ばかりが良い小説なのか?
今読んでいる目の前の小説が「良い小説」なのかは、自分の知っている「良い小説」と比較することで判断している。読みにくいのは、「誰にも似ていない」作風だからかもしれない。
そういった作品も、自然科学など小説以外のものにまでモデルを広げてみると、「似ている」という手応えが得られ、それが「読める」につながる。
この考え方は新鮮だった。
理解できたかどうかとは別に、「なぜか好き」「うまく説明できないけれど惹かれる」という感覚を、丸ごと大事にしてみたい。文章の構造や質感、作品が生み出す空間そのものに惹かれることもある。
小説を「何が書かれているか」だけではなく、「どのようにできているのか」というところから眺めてみると、これまでとは違った面白さが見えてきそうだと思った。