作品一覧

  • COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇
    4.5
    本書は、自閉症スペクトラム障害である著者が、自身の半生をもとに描いた、自伝的小説である。幼い頃から「変わった子 」と言われて育ってきた心良が、小学校入学とともに出会ったのは、理不尽な暴力教師「鈴本」だった……。次々に訪れる様々な試練。誰にも理解されない障害を抱え、もがきながら、戸惑いながら、全てのものと闘いながら、それでも必死に生きていく。自閉症スペクトラム障害の少女の 「闘いの軌跡」。

ユーザーレビュー

  • COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇

    Posted by ブクログ

    一人で海外留学。両親はぶっとんでいるとしか言いようがない。
    第二作目の思春期篇では「クスケ家」との出会いが大きなターニングポイントになっている。クスケ家は本当に素敵な家庭だったのだろう。上手くコミュニケーションをとれなかったのかもしれないが、クスケ家という本来の家族の在り方に触れることによって、自分の家族の異常さに気づくことができたのは大きな変化だったのだと思う。
    また、命の大切さについて考えさせられる「うさぎを解体する」の場面が印象深い。
    そもそも、10代の子どもが生き物を自分で解体するという場面事体がインパクト大なのだが、そこから彼女が学ぶ「いただきます」という言葉は「命をいただきます」な

    0
    2018年06月24日
  • COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇

    Posted by ブクログ

    昭和時代、自閉症に理解がまだなかった時代だということが大きいのかもしれないが、それにしても壮絶な虐待行為に気分が重くなる。
    しかし、情報もなく本人ですら自分の中で起こっていることを説明できない状況では先生や親も対応に困ることはあっただろう。
    大声で喚いたり、(本人には理由があったとしても)人に暴力を振るったりする子供は問題視されるのは当然と言えば当然だ。
    現在、「なんでもかんでも病名を付ければ良いってもんじゃない」という程様々な症状に病名が付いていると感じることがある。しかし、他者にその症状を分かりやすく理解してもらうことが重要な自閉症などに関しては、カテゴライズして名前を付けるということは意

    0
    2018年06月24日
  • COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇

    Posted by ブクログ

    主人公ここらの小学校卒業までの話で、その後思春期編に続くのだけど、「壮絶」としか言いようがない日々を綴ってある。
    自閉症スペクトラムの人が、世の中をどう見ているかがとてもよく伝わってきて、恐ろしくなります。
    祖母や両親のここらに対する態度が、ここらの成長するためのに土台を不安定な物にし、小1の担任スズモトが更にここらを歪めていく。

    だけど…
    周りで接する人たちの戸惑う気持ちも分かります。ここらのような子と、どう接していけばいいか

    身近にいる自閉症の人も、付き合いづらいところがあり、コミニュケーションで嫌な思いをしたくない為に、最近ではあまり関わらないようにしてしまっている

    0
    2017年05月31日
  • COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇

    ネタバレ 購入済み

    凄い小学生

    こういう子供こそ、将来天才になるんだろうな。
    でも両親が冷た過ぎる。
    あ〜、続きが見たい。。。

    0
    2017年02月21日
  • COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇

    購入済み

    子どもと関わる大人のありかた

    周りの大人が子どもに与える影響力は計り知れないと感じました。子どもが問題行動を起こすのにもその子なりの理由がある。大人が書いた作品ではあるけれど、子どもの目線で大人がどう見えているか、子どもと関わる大人がどうあるべきか、考えさせられる作品でした。

    0
    2017年02月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!