作品一覧

  • 零の記憶 瞬く星と見えない絆
    5.0
    1巻814円 (税込)
    如月零は眼鏡を外すと霊の記憶が見える女子高生。二年に進級しても相変わらずクラスで浮いたままだが、なぜか同級生の水嶋遙に懐かれていた。遙にワンダーフォーゲル部に誘われた零は担任教師の鈴宮一貴に後押しされ、ナイトハイクに参加する。しかしその翌日、 山で合流予定だった遙の弟の陵が行方不明になっていると聞く。一人で弟を捜しにいこうとする遙を案じた零は、一貴と遙、そしてワンダーフォーゲル部の顧問・相良志帆と共に山を登る。そこで力を使い陵を捜そうとするが、零の目に飛び込んできたのは異様な「記憶」で――。
  • 零の記憶
    5.0
    1巻792円 (税込)
    高校教師としてそつなく日々を過ごす鈴宮一貴のクラスには、如月零という奇妙な生徒がいる。個性的な風貌で浮いた存在の彼女に一貴も当たり障りなく接していたが、ある日慌てた様子の零にぶつかった時に「この変態!」と罵られる。更に他人には知りえないはずの一貴の元カノのことを言い当てて零は逃げ去ってしまった。その後、零が取り乱していたのは彼女の中学時代の友人が亡くなったからだと知った一貴は零を告別式に連れて行くが、式場で何かを「見た」零はその場で倒れてしまい――。
  • まぼろし科・天雫透の診療記録
    4.5
    1巻693円 (税込)
    体が星のように零れ落ちていく『星屑落とし』、ハーモニーしか聞こえなくなる『ハルモニア』、愛を語る言葉が泡になる『人魚姫症候群』――この奇妙な病気“まぼろし病”を扱う天雫透は、イケメンだが偏屈でセンシティブなコミュ障と噂の医師だった。意欲に燃えて異動してきた香月結は、着任早々天雫と対立してしまい…。
  • 祇園ろおじ 香り茶寮の推理帖
    4.0
    1巻770円 (税込)
    この謎を解く鍵はお茶――。 日本茶のうんちく満載! 祇園の路地にほっこり香る、奥深い茶寮ミステリ!! 祇園の路地(ろおじ)の長屋にたたずむ「KAORI茶寮」。女子高生の萌は偶然出会った少年・静香に連れられ、兄の豊薫が営むKAORI茶寮を訪れた。聞き上手の豊薫と待ち上手な静香に促され、萌は“幽霊とのお茶会”をきっかけにこじれた人間関係の悩みを口にするのだが、静香は謎めいたお茶会の真相を指摘する……。ここは名探偵と、奥深いお茶のある茶寮。謎に悩む長屋の住人が、今日も癒しを求めてやってくる――。 装画・中村至宏

ユーザーレビュー

  • 零の記憶 瞬く星と見えない絆

    Posted by ブクログ

    人が死んだら悲しいのは当たり前なんだけど、このシリーズ読むと、なんかほんとに、どうしようもないほど、とりかえしのつかないものを失ったんだという気持ちになる。つらい。零と先生はもうイチャイチャしてればいいよ。

    0
    2021年05月22日
  • 零の記憶

    Posted by ブクログ

    あーーー、つらい。センセイと零の関係性がとても好みでぜひ続編は読みたいんだけど、とにかく悲しかった。

    0
    2021年06月16日
  • 零の記憶

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何年かぶりの再読。
    (再読のために改めて買い直した)
    再読だから展開は分かっているのに、それでも号泣した。
    嗚咽を噛み殺しながらの読書になった。
    別の作品でも書いたが、風島先生は内面を掘り下げて書くのが上手いと本当に思う。
    しかもそのキャラだって本当は見せたくない本性の部分を。
    描かれたら痛いであろう弱い部分を。

    人に興味が持てず、女性を使い捨てているようなロクデナシ、鈴宮先生だって、零ちゃんにかかれば暴かれたくなかったであろう内面が掘り下げられてしまう。
    この洞察力、というかこの感受性。
    彼女は霊の記憶が見えてしまう目になってしまったゆえに、ただでさえその世界に引っ張られて自分を見失いがち

    0
    2021年04月11日
  • まぼろし科・天雫透の診療記録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    病気には完治できるものと、治療法すら分からないものがある。
    放置しておけば、死に至る病もある。
    それは現実世界でも、フィクションでも、そして「まぼろし病」なる病が存在するこの物語でも同じだ。
    いくらお医者さまに診ていただいても、そのお医者さまが最後の砦だったとしても、救えるものは救えるし、そして救えないものは救えない。
    そして、患者の意志を覆すことは、お医者さまでも無理なことがある。

    「まぼろし病」は、まるで物語のような病だ。
    体から星屑のように光がこぼれ落ちていく病。
    単音が聞き取れず、ハーモニーでないと音が聞き取れなくなる病。
    ある言葉を口にしようとすると泡になってしまう病。
    そして、主

    0
    2021年03月29日
  • 祇園ろおじ 香り茶寮の推理帖

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    粗筋に惹かれて手に取ったので、作者さまが『零の記憶』シリーズの方だと後から知りびっくり。
    『零の記憶』好きだったので、別レーベルでまたお会いできるとは思わず。
    これは嬉しい再会!

    日本茶を楽しめるカフェを舞台にした日常ミステリもので、帯には「路地から出られない探偵」とあったが、彼は絶対的な「探偵」ではないなと思った。
    大体は彼が謎解きをするのだが、彼は一から十全て分かる訳でもないし、彼がまるっと全てを解決する訳でもない。
    この作品、探偵役が必ず彼だとは限らない。
    彼に救われた少女、萌が気付いてくれたり、彼女が推理をして見せたり。
    彼の兄がお茶の力で心を癒したり、弟をアシストしたりする。
    この

    0
    2021年03月28日

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