作品一覧

  • 神の裁きと訣別するため
    3.8
    1巻682円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「人間に器官なき身体をつくってやれるなら、……その真の自由にもどしてやることになるだろう」アルトー最後の、そして究極の叫び、『神の裁きと訣別するため』、自身の試練のすべてを賭けて「ゴッホは狂人ではなかった」と断言し、あらゆる境界を爆破する、三五年目の新訳による『ヴァン・ゴッホ』。アルトーの思考を凝縮した記念碑的名著二冊を集成。
  • タラウマラ
    5.0
    1巻880円 (税込)
    メキシコのタラウマラ族と出会い、ペヨトルの儀式に参加したアルトーがその衝撃を刻印したテクスト群を集成、「器官なき身体」への覚醒をよびさまし、世界への新たな闘いを告げる奇跡的な名著。
  • 演劇とその分身
    4.0
    「残酷演劇」を宣言して20世紀演劇をかえていまだに震源となっている歴史的名著がついに新訳。身体のアナーキーからすべてを問い直し、あらゆる領域に巨大な影響を与えたアルトーの核心をしめす代表作。

ユーザーレビュー

  • タラウマラ

    Posted by ブクログ

    奇怪なイメージと幻覚キノコを用いた儀式が精神異常の作家に与えた衝撃は凄まじい。後期ハイデガーにも通じる反近代的な、古代的な思考回路が無造作に提示されている。後期集成1の再録と補足が本書。異様な世界観が面白い。

    0
    2018年11月11日
  • 神の裁きと訣別するため

    Posted by ブクログ

    「ほんのまくら」で買った一冊。非常に興味深くて驚いた。『神の裁きと訣別するため』と『ヴァン・ゴッホ 社会による自殺者』収録。
    アルトーの、精神と身体の乖離に対する煩悶が強く伝わってくる。訳も良い。狂っているのは、私か、あなたか。ゴッホは狂人ではなかったと言うアルトーは、果たして狂人でなかったかどうか。おもしろいと思う。

    0
    2012年09月30日
  • 演劇とその分身

    Posted by ブクログ

    アルトーってタメ?ってぐらい今に響く言葉ばかりだった〜曲解ばかりかもだけど。笑っちゃうぐらい言葉が回りくどいから友達になったらめんどくさそう!悪口めっちゃ言うし。
    でも超ありがとうだよー心強いです
    演劇とペストはもっかいよむよーサンキューアルトー

    0
    2021年01月09日
  • 神の裁きと訣別するため

    Posted by ブクログ

    言葉の圧力、とでも言えばいいのか。感覚で読む本、という印象。
    一つ一つの言葉に強い意思があって、それがどっと溢れてくる。

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    2012年08月19日
  • 神の裁きと訣別するため

    Posted by ブクログ

    とにかくもがいている。まるで身体中を這いまわる蛆を無我夢中に払おうとするかのように。彼の表現しているのは、叫びそのものだ。その叫びに一生懸命に意味を加えようとしている。まるで、助けを求めるように、彼は叫び続ける。それは命そのものがそのトランスから、必死に逃げようとしている。いや、外界の絶え間ない何らかの刺激から、必死に耳をふさぎ、叫び声をあげている情景だ。それでも、彼が完全に狂気に陥らなかったのは、そういう感情を誰かに伝えようとする意志があったからだと思った。とにかく、強烈でした。

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    2013年03月04日

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