作品一覧

  • 火曜新聞クラブ―泉杜毬見台の探偵―
    3.8
    1巻770円 (税込)
    大スクープを掴んだけど、殺人事件の謎を解かないと水の泡!? 新聞作り命の女子高生コンビと銀髪碧眼の男子高生探偵が謎に挑む
  • シャーベット・ゲーム 四つの題名
    4.0
    1巻748円 (税込)
    朝霧学園高校に通う穂泉沙緒子と和藤園子は、クラスメイトの塀内准奈から県内名門校の神原高校で殺人未遂事件があったことを聞く。被害者はミステリー文芸部の部員で、そのポケットには謎の暗号が書かれた紙が入って いた。そしてミステリー文芸部が出している作品集の目次にも違和感がある題名が書かれており――。事件に興味を持ったふたりは、神原高校に向かう。<四つの題名>他、大学のテニスサークルで起きた不可解な服毒自殺事件<まだらの瓶>を収録。沙緒子と園子が再び事件に挑む!
  • シャーベット・ゲーム オレンジ色の研究
    3.7
    1巻726円 (税込)
    創刊記念特典付き! 横浜の朝霧学園高校でクラス委員を務める二年の和藤園子は、日曜模試の帰り道に立ち寄ったコンビニで、不思議な美少女・穂泉沙緒子に出会う。 僅かな情報だけで園子のことを言い当て、二人の目の前で起きたコンビニ強盗を鮮やかに解決した沙緒子に強い興味を持つ園子。しかし無事に解決したかと思われた強盗事件は、意外な方向へと転がり始め、平凡だった園子の毎日を沙緒子との非日常へと導いていく――。

ユーザーレビュー

  • 火曜新聞クラブ―泉杜毬見台の探偵―

    Posted by ブクログ

    新聞部を立ち上げた女子高生コンビ。スクープを追ううちに殺人事件へと発展する。
    銀髪碧眼(ポイント高し)の男子高生探偵が密室の謎に挑む。

    待っていました階知彦先生第三作!!
    なんといっても見どころは、タイトルからわかる通りマープルオマージュ。
    章からまさにそうですが、随所にクリスティ愛が散りばめられている。クリスティで育った?私としては堪らないのです。

    動機による犯人の絞り込み。マープル、ポアロといった名探偵が重きをおいた動機。推理の中心に置くことで、ロジックを見事に作り上げている。

    事件の意外性も然ることながら、その後に待ち受けるものは伏線やエピソードを意外なところから引き出し(すっかり

    0
    2018年11月13日
  • シャーベット・ゲーム 四つの題名

    Posted by ブクログ

    前作よりも、さらに読み易く、そしてロジカルに…
    読者への挑戦あり。ほぅ…やったろうじゃないか!!

    「四つの題名」
    暗号ミステリ+本格ミステリ。読者への挑戦は、手が届きそうで届かないくらいの、ちょうどいい塩梅。作者の丁寧さと緻密さで、謎が散りばめれている。構成力に感服です。
    相変わらず素晴らしい洞察力をもつ沙緒子。園子は有能な相棒だなぁ…

    「まだらの瓶」
    ロジックが美しい。このトリックには完全油断した。伏線を仕込むのがうまいこと…
    彼女らの成長も含め、極上の学園ミステリといえる。

    ミステリ初心者におすすめできる優等生な作品である。
    続編も大いに期待しています!!

    もちろん読者への挑戦は失

    0
    2017年07月04日
  • シャーベット・ゲーム オレンジ色の研究

    Posted by ブクログ

    現代版女子高生ホームズ&ワトソン。
    ライトノベル特有の、キャラクター萌えだけではないか?という心配は杞憂だった。のっけからシャーロック・ホームズしている。キャラクターの紹介はさっと済まし、推理と事件に入り込んでいくトントン拍子な展開に好感。

    伏線やミスリードは、本格ファンなら大喜びの作品である。強盗事件から始まり、殺人事件に繋がる作者の企みには、ロジックのインパクトより、細やかな構成の妙に酔いしれました。

    近年、ロジカルな若手ミステリ作家が頭角を現していますが、まさにこの作者も、そのど真ん中である。

    ライトノベルの皮を被った、本格ミステリであった。

    1
    2017年06月06日
  • シャーベット・ゲーム 四つの題名

    Posted by ブクログ

    前作は長編だったが今回は中編2作。ミステリー文芸部の生徒の障害事件の犯人を暗号解読で突き止める「四つの題名」と服毒自殺と思われている大学生の真相を暴く「まだらの瓶」どちらも沙緒子の鋭いロジカルな推理が楽しめる。園子も彼女とは違う視点の推理力を発揮していていいコンビ。暗号解読は一つ解けて終わりではなくその先に繋がっていくのが丁寧で良い。最後そこまで考えて話してたんだ!でも好きなのは小さな手掛かりを集めて一つの真相の絵が浮かび上がる正統派の「まだら」だなぁ。どちらも事件編と解決編に分かれているのも楽しい。ただまだらってどれが?

    0
    2019年08月31日
  • 火曜新聞クラブ―泉杜毬見台の探偵―

    Posted by ブクログ

    面白かった。いろいろ複雑に絡んでいて、よく練られてるなぁという感じ。お話のテンポもいいし、読み始めると止められない感じ。
    タイトルでもあり主人公たちのメインステージでもある新聞そのものが、ちょっと霞んでしまっているのが残念かな。ここは次回作に期待かな。

    0
    2019年07月11日

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