津野香奈美の作品一覧
「津野香奈美」の「医良戦略2040 PARTⅡ 熱意を理性でドライブせよ」「パワハラ上司を科学する」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「津野香奈美」の「医良戦略2040 PARTⅡ 熱意を理性でドライブせよ」「パワハラ上司を科学する」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
パワハラが発生するメカニズムを個人と組織の特性から解き明かした上で、どうしたらパワハラをしない上司になれるかを解説した本。会社がマネジメント層改革に力を入れ始めた矢先、タイトルに惹かれて読み始めた。
著者は学生時代のバイト先で女性部長の部下が次々と離職するさまを見てパワハラ研究を志したという。自身の研究成果に加え、国内外の200本強の文献を駆使した論説は説得力があった。
パワハラは国内外を問わず存在するが、日本は海外に比べて専制型上司は少なく、放任型の上司が多いという。リーダーシップに欠けマネジメントにも消極的なため、仕事の成果は上がらず組織内にパワハラが横行するリスクが高い。思い当たる人は多
Posted by ブクログ
エビデンスを用いた説明と、きちんと体系化された内容。大学教授が自身の研究を分かりやすく一般書にしている。網羅性もあり、非常に良かった。
内容としては、
・パワハラの定義
・誰がしているのか
・どのような職場で起きやすいのか
・パワハラになりやすいリーダーシップの類型
・パワハラを起こさないための方策
これらを様々な調査の結果を用いて説明している。
個人的に気づきがあった点を挙げると、
放任型・消極型上司がいる職場でパワハラが発生しやすい、という指摘。最近では、管理職研修などでパワハラ防止を強く意識させられることにより、上司サイドが萎縮する。それにより放置された部下側が、メンタルヘルスを低下