社内の事例、いわば手の内をここまでのボリュームで詳細に丁寧に公開しようという姿勢はとにかくすごい。デザインシステムを組織に浸透させるのは相当に熱意が必要なことだと思うが、同じ熱意がこのような本をまとめようという方向にも働くのだろう。
少し説明がくどいのでもう少し端的に書いてくれればさくさく読めるのに
...続きを読むとも思ったが、逆に言えばこのぐらいの丁寧さは必要なのかもしれないとも考え直した。
デザインシステムといえば「デザインが体系的を成立させることと、それを解説したドキュメント」ぐらいに思っていたが、ソースコードの連携も行い、管理を外部企業に委託までしているとは本格的である。
SmartHRの事例はすでに「大きく育った」デザインシステムだが、できることから必要に応じて作っていっても構わないということで、その辺りのコツも掲載されている。(書籍のタイトルからこの内容が中心かと想像していたが、実際はSmartHRのデザインシステムの中身の紹介が大半)
ライティングガイドライン、拡張色の決め方などは参考にしたい。