作品一覧

  • 江戸・東京水道全史
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    1巻2,200円 (税込)
    徳川家康による都市建設の当初から、江戸の水道は高低差を緻密に計算し、複雑な地形を利用する形でつくられてきた。中心部の小石川上水、それを発展させた神田上水、そして玉川上水を基盤とした水道は、明治以降には近代化され引き継がれてきた。急速な工業化や関東大震災からの復興、戦後復興・高度成長を経て水道がいかに拡張され、また経営されてきたか。江戸・東京の経営史を専門とし、東京都水道局に長年勤務してきた著者による、世界屈指の都市の決定版水道史。 【目次】プロローグ/I 江戸時代/第1章 家康と水道/第2章 天下普請の時代/第3章 城下町・江戸と神田上水/第4章 玉川上水の新設/第5章 上水経営の実際/II 明治時代~現代/第7章 近代水道にいたる道のり/第8章 近代水道の成立と関東大震災──拡張の始まり/第9章 大東京と水道/第10章 拡張に次ぐ拡張の時代──戦災復興期から高度経済成長期まで/第11章 量から質へ──低成長時代から現在まで/あとがき/索引
  • 江戸・東京の地理と歴史 ビジュアルでわかる
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    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、現代の東京がどのように形成されたのか、江戸時代の痕跡から明治、大正、昭和で大きく変遷してきた都市の動きがビジュアルでダイナミックに迫ってきます。 かつて台地と湿地だった江戸は、埋め立てられて「町」になり、激動の明治・大正・昭和時代を経て「都市」に変化してきました。 ・天下普請で形成された江戸の成り立ち ・ずっと都心であり続ける「江戸前島」とは、どこのこと? ・江戸の範囲はどこまでか ・大名屋敷だらけだった江戸の名残 ・苦労して整備された江戸・東京の上水道 ・金座、銀座、銭座はどこにあった? ・東京が23区制になるまでの大変遷 ・川の町だった東京から川が消えたわけ ・東京スカイツリーの場所には何があった? など、都市の変遷の過程をビジュアルでわかりやすく解説します。 家康以前の「江戸」から近現代の「東京」までの地理と歴史が楽しめます!
  • 地形で見る江戸・東京発展史
    4.3
    1巻990円 (税込)
    等高線と赤色立体地図を通じて江戸・東京を見ると、地形を変える都市改造もあったが、基本は自然地形を活かしたまちづくりがなされてきたことがわかる。明治以降の東京は、その時々の経済や社会などの環境変化を反映しながら大きく姿を変え続けてきたが、東京の市街の主な骨格は、江戸時代から引き継がれ、現代に至っているのだ。古今の地図で確認できる土地利用の変化から、河川・水道・道路・鉄道などインフラ発展の歴史を叙述しつつ、江戸・東京の発展プロセスを図解する。
  • パンデミックvs.江戸幕府
    3.0
    1巻935円 (税込)
    鎖国下の100万都市江戸を襲うコレラ、インフル 八百八町を救うため、幕府が講じたあの手、この手 「度重なるパンデミックに対する江戸幕府の危機対応」をテーマに、様々なエピソードを通して幕府の危機管理(特に経済政策や福祉対策)の実際を解説します。 鎖国下の日本にも、長崎の出島を通してコレラやインフルエンザといった海外からの感染症が入り込み、パンデミックとなりました。特に、人口過密な大都市江戸での感染症大流行は、多くの人命を奪い、経済を大きく停滞させることに繋がりかねないものでした。 パンデミック発生に対し、江戸幕府はどのように対応したのか? 実は幕府には、感染症の流行だけでなく地震、火災、水害、飢饉など江戸を襲った度重なる危機のなかで蓄積された危機管理のノウハウがありました。医学的な対応は現代とは全く異なりますが、当時世界最大の都市だった江戸の経済対策や被災者(住民)の救援に関しては、現代に通じる対策が講じられていたのです。 コレラと安政江戸地震に見舞われた幕末は、東日本大震災後に新型コロナウイルスに襲われた現代と非常に似ています。 新型コロナ禍を乗り越えて、経済機能を復活・復興させていくためのヒントが、江戸時代に意外なほど転がっているのです。
  • 江戸の都市力 ──地形と経済で読みとく
    3.0
    1巻880円 (税込)
    繁栄を誇った未曾有の大都市「江戸」は、どのように造られ、どのようにして人々の暮しを支えていたのか。自然地形を活かして、都市の骨格や、万全の防衛体制が定まったのが江戸の姿であった。天下普請によるインフラ整備や参勤交代などはヒト・モノ・カネの流れを生み出し、水運網の整備は全国の結びつきを強めた。家康が造ったこの町は、そうして経済を刺激し続け、エネルギッシュな大都市へと発展したのだ。本書は、江戸の歴史を地理、経済、土木、社会問題など多視点から見ていくことにより、その本質、発展の秘密に迫る一冊である。

ユーザーレビュー

  • 地形で見る江戸・東京発展史

    Posted by ブクログ

    TOKYOウォークという都内を20㎞ぐらい歩くイベントがあります。ちょいちょい参加して思うのは東京の地形の面白さ、です。平らなコースでずっと歩きやすいと思っていると、意外に高低差があって坂の上り下りが連続したり。そして川の流れ、商店街の通り、お寺のある場所、広い公園、線路の配置…それぞれが地形と連環してる?と感じて手にした新書です。勘で選んだ本ですが、かなり堪能しました。去年読んだ本で陣内秀信「水都 東京」というリバーサイドから見た東京という面白い新書がありましたが、本書はそれとはちょっと違う水の流れから見た東京です。水が流れる、水を流す、ポンプの無い江戸時代は必然的に自然の高低差を計算するこ

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    2023年04月03日
  • 地形で見る江戸・東京発展史

    Posted by ブクログ

    いわゆる江戸の発展と、現在の東京が地理的に成立する過程を当時の地図や写真を挟みながら説明している。
    同様なものは、江戸か東京のどちらかなので、江戸の普請から連なる環状線を見ると感慨深い。
    星5は付けすぎかもしれないが、碌に感想も書かず低評価なのはいただけない。

    0
    2023年01月20日
  • 地形で見る江戸・東京発展史

    Posted by ブクログ

    江戸東京の都市の発展を追う本を買うと、不思議と東京都水道局の方にぶち当たりますね……。この本の著者も水道局の方ですが、水道局にいると高低差を意識するので自然に地形を意識するのかしら。

    面白いのは前半の江戸時代。水道だけでなく天下普請での河川改修や八丁堀の港湾なども地形を絡めて説明しています。港湾では、日本橋から宝町の間の昭和通りのあたりって、櫛状に埠頭が沢山突き出した地形だったのが驚きでした。
    後半の明治以降は機械動力で地形を乗り越えてしまうせいか、地形とのかかわりが薄い東京発展史に思えました。

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    2024年03月18日
  • 地形で見る江戸・東京発展史

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1部  近世
     第1章  もともとの江戸・東京
     第2章  地形を活かした江戸と江戸城
     第3章  上水と地形
     第4章  地震・水害・大火と地形
    第2部  近現代
     第5章  江戸を受け継いだ東京
     第6章  鉄道発展の時代
     第7章  人口増加とインフラの整備
     第8章  多摩の工業と住宅

    <内容>
    タイトルに偽りがあるわけではないが、著者は東京都水道局の人。第1部第3章のような部分が本筋。確かに地形と上水の筋は一致するようで、その地図もなかなか面白い。ただ近現代はあまり地形の話は出てこない。人文地理学の教科書のようになっているのが残念。戦前の軍部基地の地形との関係や戦後のニ

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    2023年01月07日
  • パンデミックvs.江戸幕府

    Posted by ブクログ

    外国と接する機会の増えた江戸時代、麻疹やインフルエンザやコレラによるパンデミックに対する幕府の対応が解説された一冊です。
    “御救(おすくい)”という給付金制度や江戸時代版GoToキャンペーンの遊山奨励など、COVID-19対策と同様のものを江戸幕府が前例として行っていたことに感心しました。
    医療水準は現在と違いますが当時の出来得る限りの手当があった背景には、町民や窮民による打ち壊しへの恐怖があると記述されています。
    今の日本ではデモはあっても打ち壊しや暴動は発生しないでしょうが、だからといってその場しのぎの手当が正しいわけではありません。
    太平の世は幕府が一所懸命に維持してきましたが、政府にな

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    2021年02月22日

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