鈴木浩三の作品一覧
「鈴木浩三」の「江戸・東京水道全史」「江戸・東京の地理と歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鈴木浩三」の「江戸・東京水道全史」「江戸・東京の地理と歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
TOKYOウォークという都内を20㎞ぐらい歩くイベントがあります。ちょいちょい参加して思うのは東京の地形の面白さ、です。平らなコースでずっと歩きやすいと思っていると、意外に高低差があって坂の上り下りが連続したり。そして川の流れ、商店街の通り、お寺のある場所、広い公園、線路の配置…それぞれが地形と連環してる?と感じて手にした新書です。勘で選んだ本ですが、かなり堪能しました。去年読んだ本で陣内秀信「水都 東京」というリバーサイドから見た東京という面白い新書がありましたが、本書はそれとはちょっと違う水の流れから見た東京です。水が流れる、水を流す、ポンプの無い江戸時代は必然的に自然の高低差を計算するこ
Posted by ブクログ
<目次>
第1部 近世
第1章 もともとの江戸・東京
第2章 地形を活かした江戸と江戸城
第3章 上水と地形
第4章 地震・水害・大火と地形
第2部 近現代
第5章 江戸を受け継いだ東京
第6章 鉄道発展の時代
第7章 人口増加とインフラの整備
第8章 多摩の工業と住宅
<内容>
タイトルに偽りがあるわけではないが、著者は東京都水道局の人。第1部第3章のような部分が本筋。確かに地形と上水の筋は一致するようで、その地図もなかなか面白い。ただ近現代はあまり地形の話は出てこない。人文地理学の教科書のようになっているのが残念。戦前の軍部基地の地形との関係や戦後のニ
Posted by ブクログ
外国と接する機会の増えた江戸時代、麻疹やインフルエンザやコレラによるパンデミックに対する幕府の対応が解説された一冊です。
“御救(おすくい)”という給付金制度や江戸時代版GoToキャンペーンの遊山奨励など、COVID-19対策と同様のものを江戸幕府が前例として行っていたことに感心しました。
医療水準は現在と違いますが当時の出来得る限りの手当があった背景には、町民や窮民による打ち壊しへの恐怖があると記述されています。
今の日本ではデモはあっても打ち壊しや暴動は発生しないでしょうが、だからといってその場しのぎの手当が正しいわけではありません。
太平の世は幕府が一所懸命に維持してきましたが、政府にな