作品一覧 2023/05/25更新 奇跡の醤(ひしお)――陸前高田の老舗醤油蔵 八木澤商店 再生の物語 試し読み フォロー 巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 竹内早希子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ 竹内早希子 巨大おけを絶やすな! 木桶の寿命は100~150年。現在桶屋さんは次々に廃業し、桶が壊れても新しく新調できなくなりつつある。その状況に危機感を覚え、小豆島の醤油蔵「ヤマロク醤油」の山本さんは木桶を自ら作る事を決意する。 木桶は作るのには非常に高い技術が必要で、その技術の伝承ができないのは日本の...続きを読む伝統にとって、大きな痛手であると本書を読んで感じた。 木桶の技術が良く分かり、木桶の良さが良く分かり、そしてヤマロク醤油さんはじめ、木桶で酒や味噌を作り続けようとしている人々の思いがとても伝わってきた。 Posted by ブクログ 巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ 竹内早希子 日本農業新聞の書評を見て購入した。 ひとりがやる気になって、3人の活動になり、すたれそう(すたれる予定?)だった技術をつないで上向きに回復させていった(現在も進行中)という実話が描かれていた。おけでつくる醤油を味わってみたくなった。 元気が出る内容だった。 Posted by ブクログ 巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ 竹内早希子 それは醤油屋さんの巨大な木桶が壊れたことから始まった。 この木桶を作る技術が失われる危機。 最後の職人に弟子入りし、木桶作りを学んで継承する プロジェクトを手掛けた、醤油屋さんと仲間の奮闘記。 それは未来への希望の継承。 第1章 大桶が壊れた日 第2章 木の声を聴け―絶滅危惧種、木桶 第3章 桶ハザ...続きを読むマの戦い!―奮闘、桶職人に弟子入り 第4章 木の国、日本―杉とともに歩んできた国 第5章 木桶に託した未来への手紙 第6章 風を吹かす桶屋 コラム、参考資料有り。 始まりは小豆島の醤油屋さん。 100年以上使った木桶が壊れたことから分かった、技術継承の危機。 材料は杉板と竹(竹釘と箍)だが、確実な技能が大事。 醤油屋さんは大工の友人2人を巻き込み、最後の桶職人から学び、 大桶作りに奮闘する。新桶の組み上げには声をかけたメンバーも 加わり、次々と発生する難問の見舞われながら、新桶が完成! こうして始まった木桶職人復活プロジェクトは、次第に仲間を 増やし、定例イベントの「木桶サミット」では木桶を作り、 技術の継承が全国へと広がってゆく。 合い間にあるのは、桶の基礎知識、その歴史と衰退。 日本の醸造業の戦中・戦後の変遷と木桶を使う醸造業の危機。 山の手入れをする吉野の山守の話。杉は日本の固有種なんだ。 室町時代中期に登場した木桶が変え、支えた食文化と生活。 それらも加えて、分かり易い文章とイラストでの構成。 100年先の未来に繋がる木桶の技術と食文化を、 人の手によって受け継がれていくことの大事さが、 真摯に心に響いていきました。 このプロジェクトが継続して行われることを切に願います。 Posted by ブクログ 巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ 竹内早希子 醤油用の巨大桶をつくる技術を継承して新しい桶をつくる話なんだけど、できちゃうからすごい。今が最後のちゃんすという技術ってたくさんあるんだなあ。ナスカの地上絵とかオーパースになるっていうのもすごい。桶醤油はおいしいけど、これが毎回買える暮しってどんな暮らしだろう。東京に住んでたら難しいなあ。地方でも、...続きを読む現金収入が潤沢じゃないと難しいなあ。うーん。衣食住それなりに丁寧に暮すにはどうやっていくら稼いだらいいんだろう。うーん。 Posted by ブクログ 巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ 竹内早希子 日本の食文化を支えてきたおけ。その文化が途絶えそうな時たちあがぅたのはしょうゆ屋。100年先を見据えた仕事を通じた仲間との出会いは感動必至。 おけの耐用年数も材料となる杉も100年。またたがとなる竹も同様に入手方法困難。 最後のおけ屋が廃業することを知り立ち上がった小豆島のしょう油屋は、地元の友...続きを読む人たちとおけを自作することに。 プラスチックなどの代用素材がメインの現在のしょう油造り。年代物のおけに棲む微生物の力で独自の風味が生まれるという。その文化を守ろうとする過程から生まれる新たな出会い。 しょう油、酒、みりん。日本の食文化を支える巨大おけを守ろうと立ち上がる男たちの壮大な物語。プロジェクトXっぽい。 Posted by ブクログ 竹内早希子のレビューをもっと見る