作品一覧

  • 赤い蟷螂
    3.8
    1巻913円 (税込)
    赤い蟷螂を見た者には必ず災いが降りかかる。大学生・赤井雅彦の周りで飛び交う噂。あくまで噂だとたかをくくっていたなか、それに関わった友人たちが不可解な死を遂げる。次は自分ではないかと恐怖におののきつつも時は経ち、そのことを忘れかけていた頃、再び赤井の周りで不審な出来事が起こり始める…。
  • 虫とりのうた
    3.5
    1巻913円 (税込)
    知らない男に追いかけられていると訴える少女。だが、男は少女の父親だと言いはる。助けようとする赤井だったが、居合わせた大人たちに少女を男に返せと言い含められ、その場をやり過ごしてしまう。そして後日、少女がその男性に殺害されたということを知り、罪の意識に苛まれて、彼女の葬儀に参列。そこで「虫とりのうた」という奇妙な唄に纏わる都市伝説を聞くことになる……。第41回メフィスト賞受賞作、衝撃のデビュー!

ユーザーレビュー

  • 赤い蟷螂

    Posted by ブクログ

    とても怖かったけれど、赤星さんの3作品の中では一番だったかな。
    最初はバリバリのホラーで
    本当に呪いとしか考えられないと真剣に思ってしまうところが随所に。
    ミステリーの要素もふんだんに盛り込んで伏線の張り方も程よく読者に気づかせる辺りがとても心地良かった。

    0
    2015年11月02日
  • 虫とりのうた

    Posted by ブクログ

    小説家を目指して、安定した優良企業を退職した男。1年を過ぎても、成果は見られない。
    そんな時、河川敷の散歩の途中で、助けを求める少女に出会う。しかし、少女を助けることはできず、殺されてしまう。
    都市伝説的「虫とりのうた」連続殺人の始まりだった。男は、この童謡らしき歌に従って、起こるらしい殺人事件に巻き込まれていく。
    妻は著名な占い師の孫で、実家も怪しい、本人も怪しい、二人の幼稚園の息子も怪しい。
    道尾さんの「向日葵の咲かない夏」と似たような感覚のホラー。
    語り部が作家なので、作中作となるのかと思っていたが、最後までホラー。
    殺人というテーマを変えれば、児童用のホラー小説にも良さそうです。

    0
    2023年11月17日
  • 虫とりのうた

    Posted by ブクログ

    怖かった。。ことひと言に尽きます。
    真樹男くんがなんとも悲しすぎる。。
    かなりホラーの要素ふんだんに盛り込んでここまで驚かせてどうするんだ、と思いつつも最後まで読み切ってしまいました。読後感もあんまりよくないけど、なぜか惹きつけるものがあるんだなぁって。

    0
    2015年10月29日
  • 虫とりのうた

    Posted by ブクログ

    好きな作家の一人なので読んでみる。横溝正史風の、ホラーとミステリーをミックスした作風は、読み始めると止まらなくなる魅力がある。

    「赤い蟷螂」や「幼虫旅館」と同じく赤井雅彦が主人公で、時世は「虫とりのうた」が一番新しい。「幼虫旅館」の最初の方で、真樹男に関する不気味な描写が出てくるが、ここにつながっているとは……。

    後味はあまりよくないが、純粋に楽しむことができた。この作家は2011年以降、新作を出していないようだが、求む!赤星氏の次作!!

    0
    2015年08月26日
  • 虫とりのうた

    Posted by ブクログ

    都市伝説にホラーとミステリーを融合させたような童話。横溝正史のホラーを真似て主体としつつも、そこから一線を逸したような新感覚。読み進めるうちに得体の知らないものに畏怖しつつも、どうしてもその続きが気になって仕方なくとうとう最後まで読んでしまったようだ。そして獰猛な暗闇に怯え、その忍び寄る影の衝撃に既に手遅れという事実を知り、人々は震撼することだろう。




    かしでえんまなおえましん
    呪文があれば大丈夫……

    0
    2012年09月27日

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