あらすじ
赤い蟷螂を見た者には必ず災いが降りかかる。大学生・赤井雅彦の周りで飛び交う噂。あくまで噂だとたかをくくっていたなか、それに関わった友人たちが不可解な死を遂げる。次は自分ではないかと恐怖におののきつつも時は経ち、そのことを忘れかけていた頃、再び赤井の周りで不審な出来事が起こり始める…。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても怖かったけれど、赤星さんの3作品の中では一番だったかな。
最初はバリバリのホラーで
本当に呪いとしか考えられないと真剣に思ってしまうところが随所に。
ミステリーの要素もふんだんに盛り込んで伏線の張り方も程よく読者に気づかせる辺りがとても心地良かった。
Posted by ブクログ
やっぱりメフィスト作家は凄い!と思った。ホラー風味が強く、多少のスプラッタ要素もあり、全体にスリル満点。夜中に軽く飲みながら、一人で読むといいかもしれない(笑)。
ラストでは登場人物のほとんどが死んでしまう。はたして生き残るのは誰!?そして、事件の真相は……。伏線が見事に張られているので、ぜひとも犯人を当ててみてください。
Posted by ブクログ
これはホラー? ミステリ? と考えながら読みました。どちらなのかは解釈次第なのかな。呪いと生きた人間の悪意、いったいどちらがより恐ろしいものなのか。
怪しげな都市伝説、絡み合う因縁と怨念、おぞましい呪いの正体……禍々しい恐怖感とスリルが絶妙です。助かるための選択も嫌だけれど、もっとも恐れる死に方を突きつけられるのも嫌だ~。
こういう都市伝説ってついつい食いついてしまうのですが。気軽に関わらないよう、要注意です。