作品一覧

  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか
    3.9
    宗教人口の過半数を、キリスト教信者が占める韓国。教派間の拡大競争は、大統領選挙の動向や、北朝鮮支援事業に強い影響を及ぼす一方、しばしばカルトや他宗教との衝突といった社会問題を引き起こしている。本書は、一八世紀以降の朝鮮半島における受難の布教開始から、世界最大の教会を首都ソウルに置くにいたった現在までを追い、日本では報じられなかった韓国社会の実情と問題を解き明かす一冊である。
  • 細川ガラシャ キリシタン史料から見た生涯
    4.3
    1巻880円 (税込)
    明智光秀の娘として生まれ、細川忠興の妻として非業の死を遂げた細川ガラシャ。神父に宛てた書翰をはじめ、海の向こうのイエズス会史料にも、彼女の記録は遺されている。本書は、それらの史料をひもとき、ガラシャの生涯に新たな光をあてる、意欲的な試みである。父光秀の謀叛、秀吉によるバテレン追放令、関ヶ原の戦い直前に襲った悲劇。キリシタンでありながら最後に死を選択した、彼女の魂の真の軌跡に迫る。

ユーザーレビュー

  • 細川ガラシャ キリシタン史料から見た生涯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画『沈黙 サイレンス』を観てキリシタン弾圧の悲劇の人で有名な細川がラシャについて詳しく知りたくなり読みました。
    随分昔に三浦綾子さんの小説版「細川ガラシャ夫人」を読ん記憶があるけれど、ほとんど記憶無し。
    悲劇の人として取り上げられることの多いガラシャ夫人を夫・細川忠興との関係やイエズス会の実態など様々な史実を元に掘り下げられていてとても興味深かった。

    0
    2017年03月08日
  • 細川ガラシャ キリシタン史料から見た生涯

    Posted by ブクログ

    自殺か殉教かをめぐる点だけでなく、忠興の側室について、当時の婚姻問題、最終章の武士の価値観とガラシャの美談についてなどなど、知ってるようで知らなかった事がたくさん載ってて面白かった

    0
    2015年01月11日
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか

    Posted by ブクログ

    以前からなぜ韓国にクリスチャンが多いのか、それも近代以降になぜ急激に増えたのか不思議に思っていたが、これを読んで腑に落ちた。

    やはり近代以降の大きな戦争(第一次、第二次世界大戦、朝鮮戦争)が大きな影響を及ぼしているようだ。生死を分けるような極限状態の中で人々は信仰に拠り所を求めるしかなかったのだろう。

    また抗日運動家の多くがクリスチャンであったこと、その中から多くの政治家が排出され、大統領の多くがクリスチャンであったことからキリスト教が政府の庇護も受けていたことも大きい。

    神学的特徴として現世利益が挙げられるようだが、この事自体は私は必ずしも悪いことだとは思わない。生きた信仰に繋がってい

    0
    2023年06月04日
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか

    Posted by ブクログ

    筆者らが言うとおりその存在感のわりには類書が少ないジャンルなので大変ためになった
    丹念に調査なされていて頭が下がるが、まだ全体的に網羅されてない内容もありそうなので、続編を期待したいところです

    0
    2014年05月30日
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか

    Posted by ブクログ

    「韓国はキリスト教徒が多い」程度の認識しか持っていなかった自分にとっては非常にありがたい一冊。
    現状とその問題だけを知るならばさらっと第1章と第5章だけ読んでもいいのではないか。

    0
    2013年03月02日

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